【宜野座】JA青壮年部宜野座支部は、村内の小学5年生を対象に「ジャガイモ収穫体験」を実施し、3月8日は松田小学校の児童が参加した。児童らは夢中になってスコップでジャガイモを掘り出し「見つけた。めっちゃでっかい」「なかなか見つからんよや」と、大はしゃぎで収穫を楽しんだ。
畑を提供した仲栄真盛之さんは、ジャガイモ栽培について、「土壌作りには10トンの堆肥を用いる。うねを覆うマルチシートをかぶせることで水やりの必要もなく、地温の調節や雑草抑制といった土壌の一括した管理ができる。今年は雨が降らなかった影響で良質なジャガイモに生育した」と説明した。
体験した島袋光志郎さん、與古田有悟さん、加藤伊吹さんは「たくさん収穫できた。うれしい」と満面の笑みで喜び、新垣心絆さんは「冷蔵庫がパンクする」と、うれしそうに声を上げた。最後に仲栄真さんが耕運機を稼働させると、掘り残していたジャガイモが次々と表面に現れ、児童は歓喜した。
比嘉一雄JAおきなわ宜野座支店長は「体験を通じて、子どもたちが農業に興味を持ってくれたらうれしい」と語った。
(池辺賢児通信員)
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「ジャガイモ でっかい」 宜野座・松田小児童、収穫体験
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琉球新報朝刊