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北海道の体験 児童ら報告 本部 スキー、ワカサギ釣り満喫


北海道の体験 児童ら報告 本部 スキー、ワカサギ釣り満喫 冬の北海道体験の翼で、南富良野町を訪問した体験などを、本部町に報告した児童ら =2月29日、本部町役場
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 【本部】本部町の小学5年生16人が1月29~2月2日に北海道南富良野町を訪問し、その体験を2月29日に本部町役場で報告した。親善交流事業「体験の翼」の取り組みで、両町は友好の町提携を結んでおり、今回で31回目。児童らはぬれたタオルを外で振り回すと凍ったり、シャボン玉を吹くと凍ったりすることなど、雪国の体験を楽しんだ。スキーのほか、ワカサギ釣り、お菓子づくりなども満喫した。
 南富良野町の住民や児童らとの交流では、夕食歓迎会で本部町の児童らがエイサーや空手を披露した。
 本部小の安里慧咲(けいしょう)さんは「北海道の人は湯船につかる習慣があることや、1市町村に一つのスキー場があることが分かった」と語った。伊豆味小学校の小橋川進希(ゆきの)さんは「初めて雪に触れて、これまでにない感覚でうれしかった。南富良野小学校の児童に教えてもらいスキーも滑れるようになった」と報告した。
 同行した喜納すえ子教育長は「事前の調べ学習でよく分からなかったことも、実際に行ったことで、冬の厳しさが本当に大変だということが身に染みたと思う。培ったチャレンジ精神を生かし、これからの学校生活も楽しんでほしい」と語った。
 6月26日からは南富良野町の児童らが本部町を訪れて交流する。 (比嘉藍子通信員)