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南城市ガイドに23人 アマミキヨ浪漫の会が育成


南城市ガイドに23人 アマミキヨ浪漫の会が育成 アマミキヨ浪漫の会の南城市ガイド6期生養成講座の閉講式=3月23日、南城市のあざまサンサンビーチ内「海の館イノー」(提供)
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 【南城】琉球開闢(かいびゃく)神のアマミキヨ上陸の地で、世界遺産の斎場御嶽(せーふぁーうたき)や琉球国・尚巴志生誕のほか、「東御廻り(あがりうまーい)」の古い史跡が多い南城市を訪れる観光客は年間37万人(2022年度)と、にぎわっている。県内外から訪れる多くの観光客を快く迎えて案内しようと、南城市観光協会とアマミキヨ浪漫の会は琉球歴史に詳しい講師を招いて、ガイド養成講座を開いている。
 アマミキヨ浪漫の会は現在46人で平均年齢が70歳前半を迎えており、後継者育成に取り組んでいる。昨年末には「斎場御嶽など南城市内の史跡案内ができる方。人と交流することが好きな方」として、ガイド6期生の募集に23人が集まった。約3カ月間の講座では、さまざまな講師を招いて琉球王国の歴史と文化などを学んだ。
 3月23日の閉講式では、市観光協会の宮城源幸会長から出席した19人に修了証書が授与された。また、4月から、浪漫の会の会長は、前城盛雄さんから屋我和枝さんにバトンタッチした。 (知花幸栄通信員)