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島本亮五段が将棋指導 浦添 前田小児童に


島本亮五段が将棋指導 浦添 前田小児童に 前田小の児童に指導対局をする島本亮五段=浦添市の同小
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 【浦添】浦添市立前田小でこのほど、日本将棋連盟所属の棋士・島本亮五段による指導対局が開かれた。将棋ファンの保護者の縁で実現した=写真。約10人の児童が将棋の魅力を教わった。高良尚史さん(10)は「もっと強くなりたい。プロを目指すきっかけになった」と話した。
 指導対局の前に、同小の石川肇教諭が島本五段の著作や経歴を紹介した。島本五段は児童にサインを求められると、色紙にはサインと一緒に、「進取果敢」や「勇往邁進(まいしん)」などの四字熟語をしたためた。指導対局では子どもたちが楽しめるよう盤面を導いた。8枚落ちで勝利した2年生の児童が喜ぶ姿も見られた。
 島本五段は「コロナ前までは小学校への指導対局も結構あったが、コロナ禍ですっかり減ってしまった。以前のような小学校への指導対局ができるようになったらいい」と話した。
 石川教諭は「勝ち負けではなく、子どもたちを導いてあげようとする島本先生の姿勢にうならされた。対局した児童にとって、とてもいい経験になったと思う」と話した。 (藤村謙吾)