糸満市社会福祉協議会(徳元孝進会長)は6日、市地域福祉センターの早期建設を求める要請書と陳情書を市と市議会に提出した。
社協の建物は築42年で老朽化が進んでおり、建て替えとして市が地域福祉センターの建設を計画している。
地域福祉センター建設を巡っては、3月定例会で同予算を含む新年度予算案が否決された。5月の臨時会でも、同予算を新年度予算から削除した修正案が可決されている。
要請書と陳情書の提出は3度目。社協は「耐力度調査で基準値をはるかに下回り、倒壊の不安を抱えながらサービスを提供している」として、6月定例会での予算成立を訴えた。徳元会長は「切羽詰まった状況だ。どういうふうに造るかは関与しないが、公的機関の側面があることも理解いただき、安全な場所に造ってほしい」と口頭で求めた。當銘真栄市長は「(福祉の)拠点となる施設はしっかり整備したい。6月議会で再々提案する」と応じた。
(岩切美穂)