【金武】約半数の児童がバスで通学する金武町の嘉芸小学校で5月21日、1年生と6年生を対象にしたバスの乗り方教室が開かれた。同校では初の取り組みで、沖縄バスが協力した。児童らは教室用に用意された路線バスに乗りながら車内のマナーやルールについて学んだ。
伊芸区から通う児童はバスで登下校している。屋嘉区の児童は主に徒歩で通学しているが、金武中に進学するとバス通学となる。バスに乗り始めたばかりの1年生と、中学進学を控えた6年生に改めてマナーを学んでもらおうと企画された。
6年生は、車内で飲食をしないことや携帯電話を使う際は長話をしないことなど、理由も含めてバス会社の職員からマナーを教わった。車いすをバスに乗せる手順の実演や運転席に座って車内の見え方を体験する取り組みもあった。
西平大晟(たいせい)さん(11)は「1年生たちにも伝えて気持ちよくバスに乗れるようにしたい」と決意した。沖縄バスの屋冝宣史さんは「安全、安心に乗れるように学んでほしい」と願った。 (武井悠)
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嘉芸小児童「バス乗り方教室」 金武 通学に利用、マナー学ぶ
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琉球新報朝刊