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那覇でホタル保全活動 壺屋じんじんクラブ、3年目


那覇でホタル保全活動 壺屋じんじんクラブ、3年目 壺屋じんじんクラブの活動をPRする隊員ら=那覇市の壺屋町民会館(提供)
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 【那覇】那覇市壺屋地域でホタルの保全活動や自然を守る取り組みをするこどもエコクラブ「壺屋じんじんクラブ」の活動が3年目を迎えた。那覇市内でもホタルが観察できる4~6月には壺屋地域を歩きながら観察・記録する「ホタルパトロール」を昨年から実施している。このほど、ホタル学習会・観察会を開き、新メンバーを迎え、活動に励んでいる。
 同クラブは、壺屋地域に生息するホタルについて学び、ホタルを守るためにできることを考えようという狙いで発足した。活動はホタルパトロールのほか、見つけた場所を記録するホタルマップ作りも進める。昨年11月に開催された県民環境フェアinなは(おきなわアジェンダ21県民会議主催)で発表し、壺屋やちむん通り祭りにも出展した。
 4月に壺屋町民会館で開かれた学習会・観察会では沖縄自然環境ファンクラブの藤井晴彦代表を招き、日本にいるホタルの種類の約半分が沖縄にいることや、地域にいるクロイワボタルの特徴を学んだ。壺屋町民会館周辺を歩き、53匹を見つけた。
 由利すばるさん(小4)は「なぞが多い幼虫を見つけたい。ホタルが去年よりも減っているので絶滅しないか心配」と話した。
 同クラブでは一緒に活動するクラブ隊員を募集している。対象は3歳から高校生まで。問い合わせは、電話090(6859)4040(由利さん)。(中川廣江通信員)