有料

エネルギー自給ってなんだろう 物作り通して学ぶ 伊江中で出前授業


エネルギー自給ってなんだろう 物作り通して学ぶ 伊江中で出前授業 手回しで風力発電を回し電気を蓄電する生徒=2月21日、伊江中学校
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【伊江】伊江村立伊江中学校(新垣博文校長)で2月21日、1年生を対象に、琉球大学の清水洋一教授を講師に招きエネルギー分野の出前授業が実施された。再生可能エネルギーについて物作りを通して考え学ぶのが目的。

 生徒らが風力発電キットを活用した電動自動車製作に挑戦した後、同中学校の体育館で実験があった。

 実験は手回しの発電機で蓄電、そのエネルギーで電動自動車の模型を走らせるというもの。出発地点から真っすぐ進む車や曲がる車、数十センチしか進まない車などがあり、「なぜ曲がるのか、なぜ進まないのか」などを考察した。

 清水教授は講話や物づくりを通して、「エネルギーを他人任せにせず、太陽光や風力を使い自分たちの住む伊江島の電気は自分たちで賄えるようになってほしい」と説明した。

 知念涼太さん(13)は「普段はエネルギーについて深く考えたことはない。授業を通してエネルギーを大切に使いたいと感じた」と話した。

(橋口美奈通信員)