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国頭中20期生が古希祝い 県内外から57人 卒業文集など展示、再会約束


国頭中20期生が古希祝い 県内外から57人 卒業文集など展示、再会約束 国頭村出身国頭中学校20期生「73歳トゥシビー祝い」参加者ら=8日、道の駅ゆいゆい国頭
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【国頭】国頭村出身の「1952生まれ・辰年、古希73歳トゥシビー祝い・国頭中学校20期同期生会」(卒業時167人)が8日、国頭村の道の駅・ゆいゆい国頭で開かれた。村内外・県外から57人が参加。12年前の還暦トゥシビー祝い以来という同級生もいて、思い出話が弾む楽しいひとときを過ごした。
 開会に先立ち、故人となった30人の出身地集落名と名前が読まれ、哀悼の意を表し参加者全員で黙とうをささげた。会場には、卒業文集「津口が原」、還暦祝いの新聞記事や集合写真、新聞投稿、琉歌、短歌などが張り出され、参加者らは感慨深げに見入っていた。
 トゥシビー祝い実行委員長の大嶺嘉昭さんは「トゥシビー祝いおめでとう。県外からも多く参加いただきありがとう。次回12年後は85歳、またこの場所で会えるように、これからも健康第一で長生きするのが一番。今日は楽しくやりましょう」とあいさつした。
 全員で「ふるさと」の替え歌で「生り島」(山原バージョン)、「国頭中学校校歌」を斉唱、最後は「唐船ドーイ」「だんじゅかりゆし」の唄・三線の生演奏でカチャーシーを踊り、最高潮に達して盛り上がり、祝いは幕を閉じた。参加者らは次のトゥシビー祝いを目指して、それぞれの活躍や健康を祈念して再会を約束した。
 終了前には、地域の子どもたちへの寄付が呼びかけられ、3万7千円が集まった。後日、村育英会に寄贈される。 (新城高仁通信員)