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海邦岳風会、詩吟で全国挑む 10月に大会、3位以上目指す


海邦岳風会、詩吟で全国挑む 10月に大会、3位以上目指す 九州地区吟詠大会(全国大会競吟予選)の合吟で優勝し全国大会への出場が決まった沖縄海邦岳風会メンバー(提供)
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 【南風原】詩吟愛好家団体、日本詩吟学院認可「沖縄海邦岳風会」(菊池岳帥会長)は、5月19日に佐賀県で行われた九州地区吟詠大会(全国大会競吟予選)の合吟で優勝し全国大会出場が決まった。九州地区大会優勝は1981年の結成以来初めて。昨年は準優勝だった。
 吟詠大会の競吟の種目は、1人で吟じる独吟、3人で吟じる連吟、そして7人が一斉に吟じる合吟の3種目がある。10月18日に北海道で開催される全国大会に向けて毎週日曜日に練習を重ねている。「海の日」の15日には南風原町の南風原文化センターで練習した。
 副会長の吉本潤岳さん(71)は「声を出して喉を鍛えて健康長寿に効果がある」と詩吟の効用を強調した。全国大会に出場する合吟競技の選抜メンバーは、吉本さん、有銘佳岳さん、長嶺碧風さん、比嘉桃風さん、神里麗岳さん、具志堅深山さん、喜納貴岳さん、新崎朋岳さん、湧川湧岳さんの9人。
 会長に就任したばかりの上席師範、菊池岳帥さん(79)は「目標は3位以上の入賞」と抱負を語った。 (喜屋武幸弘通信員)