有料

「恒久平和守り抜く」 久米島、沖縄戦慰霊祭


「恒久平和守り抜く」 久米島、沖縄戦慰霊祭 久米島町慰霊祭の参列者=6月23日、久米島町の上田森公園慰霊碑前
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【久米島】沖縄戦の組織的戦闘が終結して79年となる「慰霊の日」を迎えた6月23日、久米島町の上田森公園慰霊碑前で町慰霊祭があり、参加者が犠牲者を悼んだ。太平洋戦争末期の1945年に沖縄県民を巻き込んだ地上戦で約20万人の尊い命が失われた。町内の小中学生が千羽鶴の奉納を行い、仲里小学校の児童らが平和のメッセージを朗読した。
 久米島町遺族会の喜久里強会長は「戦争を知らない子や孫の世代に平和の尊さを継承し、再び戦争が繰り返されることがないように恒久平和を守り抜く決意を新たにする」と語った。 (江口翔太通信員)