prime

東山モーギシ5連勝 シーの二番 ゆうし皇を下す 読谷まつり闘牛


東山モーギシ5連勝 シーの二番 ゆうし皇を下す 読谷まつり闘牛 多くの観衆が見守る中行われた読谷まつり闘牛大会。シーの二番東山モーギシ(右)対ゆうし皇=20日、うるま市石川多目的ドーム
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 第27回読谷まつり闘牛大会(読谷まつり実行委員会、読谷・古堅闘牛組合主催、琉球新報社共催)が20日、うるま市石川多目的ドームで開かれた。入場無料ということもあり、休みの日を闘牛観戦で楽しもうと闘牛初観戦の人や家族連れなどたくさんのお客さんでにぎわった。とりを飾る優勝旗争奪戦は伊良皆圧送阿紋努愛の欠場により残念ながら対戦取り消しとなった。しかし、対戦牛の古堅モータース☆若力の土俵入りのみ行われ、ガウンをまとい勇壮な姿を見せると会場からは大きな拍手が送られた。

 シーの二番戦は、東山モーギシが、ベテランのゆうし皇に連勝牛の強さをまざまざと見せつけ、勝利を収めた。開始早々に両牛とも主導権を取ろうと激しい攻防を繰り広げた。ゆうし皇が十八番のカケ技で相手の動きを封じ込めたいのに対して、東山モーギシは低い姿勢からの攻撃で主導権を渡さず得意のツキワリで応戦した。

 間合いが空けば東山モーギシの強烈なツキワリが幾度となくゆうし皇の眉間を襲った。ゆうし皇も耐えて反撃の糸口を探るが最後は観念したように力が抜け東山モーギシの押し込みに敗走した。東山モーギシはこの勝利で徳之島含む無傷の5連勝。

 封切戦は、先日他界した前古堅闘牛組合長、佐久川政秀さんの愛牛・古堅モータース☆邁進力が、伊江島黒豆に有無をいわさぬスピードとパワーの強烈な速攻で相手をリングサイドにはりつけにし会場を沸かした。

 【殊勲賞】東山モーギシ

 【敢闘賞】古堅モータース☆邁進力

(平川智之通信員)