【本部】本部町新里の仲田昌一さん(屋号=ジョーヤー小)が5日、97歳のカジマヤーを迎え、自宅で長寿を祝福された。当日は長崎県、奈良県、県内から兄弟、子どもや孫、ひ孫たちで約50人が参加した。
仲田さんは農業に従事しながら子ども6人を育てた。農業はキャベツを中心に生産した。現在、孫16人、ひ孫18人がいる。長男の省吾さん(67)と一緒に自宅に住んでいる。
長生きの秘訣(ひけつ)は「みんなとしゃべって、毎日毎日おいしい食事を食べて昼寝をすること」と話した。自分で洗濯し、テレビを見たり新聞を読んだりして元気だ。
乾杯の音頭は、親族の仲宗根寿次さん(55)が務めた。献杯儀式で、各家族ごとに子どもたちが家族そろって盃を交わし長寿をあやかった。次男の敏郎さん(67)は「本人が自宅でカジマヤーお祝いをしたいと希望があり自宅になった。長生きするように願っています」とあいさつした。仲田さんがカチャーシーを踊ると、子どもや孫らは「次は100歳のお祝い」を目指して頑張ろうと声をかけた。仲田さんは「ありがとう」と元気に答えた。 (上間宏通信員)
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長寿の秘訣は「食事と昼寝」 本部 仲田昌一さんカジマヤー祝い
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琉球新報朝刊