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重量挙げ男子109キロ級、屋良が5位 スナッチ2本目で左足負傷、来年に雪辱期す<かごしま国体2023>


重量挙げ男子109キロ級、屋良が5位 スナッチ2本目で左足負傷、来年に雪辱期す<かごしま国体2023> 成年男子109キロ級でトータル5位に輝いた屋良一郎(提供)
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 特別国民体育大会「燃ゆる感動かごしま国体」第7日は13日、鹿児島県内各地で行われた。重量挙げは成年男子109キロ級で屋良一郎(高江小職)がスナッチ144キロ、ジャーク175キロ、トータル319キロで5位に入った。


 成年男子109キロ級の屋良一郎(高江小職)はトータル319キロの5位入賞に「最低限の記録は出せたが、期待されていた目標に届かなかった。ふがいない結果に終わってしまった」と喜びと悔しさが入り交じった様子だった。スナッチ144キロで堂々の2位、ジャーク175キロは7位。

 アクシデントが襲ったのはスナッチ2本目だった。「変な体勢のまま持ち上げてしまった」と左足を痛めてしまう。3本目で144キロを何とか成功させるが、「ジャークに影響が出た」と納得していなかった。

 九州ブロックでは大会新を記録。そのスナッチ150キロ、ジャーク180キロを通過点に、重量を積み上げていくつもりだった。2年前には左膝を痛め、練習ができない時期が続いた。「年齢を重ねると回復力が落ちる。体のケアをしながら国体に合わせてきたつもりだった」と悔しそう。

 「1位の選手は国際大会出場レベルの選手で勝つのは難しいが、2位は狙えた。大一番で実力を出せないのは、まだまだ力不足の証拠」と来年に向けて雪辱を誓った。

 (大城三太)


<重量挙げ>
(薩摩川内市入来総合運動場体育館)
▽成年男子109キロ級スナッチ (2)屋良一郎(高江小職) 144キロ
▽同109キロ級ジャーク (7)屋良一郎(高江小職) 175キロ
▽同109キロ級トータル (5)屋良一郎(高江小職) 319キロ