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アスティーダ完敗、岡山に0ー4 ダブルス落とし、勢い乗れず【22日の試合】


アスティーダ完敗、岡山に0ー4 ダブルス落とし、勢い乗れず【22日の試合】 琉球アスティーダ―岡山リベッツ 第1マッチダブルス、ゲームポイントを奪う琉球の濱田一輝(右)と有延大夢=22日、那覇市民体育館(喜瀬守昭撮影)
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 卓球ノジマTリーグの琉球アスティーダは22日、那覇市民体育館で岡山リベッツと戦い、0―4で完敗した。7勝3敗で勝ち点は23。暫定1位を維持した。第1マッチダブルスで有延大夢・濱田一輝が丹羽孝希・ヤン・アンに1―2で惜敗し、流れをつかみ損ねた。第2マッチシングルスは徐晨皓(ジョ・シンコウ)が0―3でヤンに敗れ、第3マッチシングルスは周雨(シュウ・ユウ)がハオ・シュアイに2―3で競り負けた。第4マッチシングルスは吉村真晴が1―3で吉山僚一に敗れた。次戦は11月5日、石川県のいしかわ総合スポーツセンターで金沢ポートと戦う。

 前日と同じオーダーで臨んだアスティーダの張一博監督は、岡山のオーダーを見た瞬間に「勝てそうだ」と勝機を感じた。だが第1マッチダブルスで落とすとチームは勢いに乗れず、そのまま全敗。ダブルスで惜敗した有延大夢は「ダブルスで流れを引き寄せられなかった」と敗因を語った。

 ダブルスの有延・濱田一輝は1ゲーム目を奪われるが、第2ゲームは0―3の場面でタイムアウトを取ると、その後は4連続得点で流れを引き寄せた。濱田のサーブや回転量を増したドライブでヤン・アンのバックハンドやミドルを突き、11―5で第2ゲームを取った。

 しかし、6―6から始まる第3ゲームはラリーで失点する場面が多く、相手に流れを渡した。前日に初めて組んだ有延・濱田に対し、6連勝中の丹羽孝希・ヤンが勝負どころで上手だった。有延は「打つコースが相手に読まれていた。最後の詰めで甘さが出た」と悔やんだ。

 前半戦10試合を終えて7勝3敗。今季はダブルスが2勝8敗で課題だが、それでもシングルスで勝てている。有延は「2連覇を目標にする中、負けを引きずらないことが大事だ。強い選手がそろっているので自信を持って戦いたい」と前を向いた。

 (古川峻)


▽男子

岡山(13) 4―0 琉球(23)

彩たま(7) 3―1 東京(18)

気持ちを切り替える

 張一博監督の話 オーダーが良くても勝てないことがあると改めて認識した。こちらに分があると思ったシングルスでも、大事な場面でネットやエッジがあり、流れをつかむことができなかった。リーグ前半戦は上出来だ。次に向けて気持ちを切り替える。