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キングス、ソウルSKに完敗 東アジアスーパーリーグ、1勝1敗に【1日の試合】


キングス、ソウルSKに完敗 東アジアスーパーリーグ、1勝1敗に【1日の試合】 キングスーソウルSKナイツ ドライブで攻め込むキングスの今村佳太=1日、韓国のコヤン・ソノ・アリーナ(琉球ゴールデンキングス提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 屋嘉部 長将

 男子プロバスケットボールの東アジアスーパーリーグ(EASL)は1日、韓国とフィリピンで行われた。韓国のコヤン・ソノ・アリーナで行われたグループステージBの琉球ゴールデンキングスはソウルSKナイツ(韓国)と対戦し、69―82で敗れた。キングスの成績は1勝1敗となった。グループステージAの千葉ジェッツはTNTトロパンギガに75―66で勝利した。

 前半はソウルにミドルレンジから得点を重ねられた。キングスは序盤、岸本隆一やアレン・ダーラムが3点弾を決めてリードをするが、その後は相手にタフショットを打たされてしまい、リングを射抜けず、34―42で折り返した。後半はダーラム、小野寺祥太の3点弾などで2点差まで詰めるも、ソウルの連続得点が決まり、突き放された。

 キングスのEASLの次戦は15日午後7時から沖縄アリーナでメラルコボルツ(フィリピン)と対戦する。


攻守リバウンド 手痛い13本差 アウェーの地で完敗

 10月18日のホーム戦を1点差で勝利したキングスだが、アウェーの地で13点差をつけられ、ソウルSKナイツに完敗した。

 外国籍以外にもサイズのあるソウルにサイズのミスマッチをつくられる。相手のビッグマンにアレックス・カークやアレン・ダーラムがつくも、ゴール下から遠ざけられ、ソウルのほかの選手にリバウンドを奪われ、セカンドチャンスを決められる。さらにパス回しから崩され、ミドルレンジからのシュートも。3点弾も55%と高確率で決められてしまった。

 攻撃では小野寺祥太の3点弾4本などもあったが、攻めあぐねた。前から激しく当たるソウルの守備に攻めどころを見つけられず、タフショットを打たされ、リバウンドを取られる場面が多かった。攻守でキングスの強みであるリバウンドで13本も差をつけられたのも痛かった。

 チーム最多の15得点を挙げた今村佳太は「オープンシュートを決めきれなかったことやタフなシチュエーションでシュートを打ってしまう部分を修正する必要がある」と悔やむ。桶谷大HCは「どこで攻めるかがはっきりせず、いいシュートで終われない時間帯があったことが反省点。悪い時間帯をいかに減らすことができるかが重要だと改めて痛感した」と反省を口にしながらも、次戦を見据えている。

 (屋嘉部長将)


【1次リーグ】
▽B組
ソウルSK(韓国)1勝1敗
82―69(24―17,18―17,26―19,14―16)
琉 球 1勝1敗

▽A組
千葉J 3勝
75―66(23―14,27―18,14―24,11―10)
TNT(フィリピン)2敗