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FC琉球、守備裏を突かれ巻き返せず 鳥取に2ー3【19日の試合】


FC琉球、守備裏を突かれ巻き返せず 鳥取に2ー3【19日の試合】 琉球―鳥取 相手と競り合うFC琉球の阿部拓馬(右)=19日、鳥取県のAxisバードスタジアム(新日本海新聞社提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 三太

 サッカーの明治安田J3第36節第2日の19日、FC琉球は鳥取県のAxisバードスタジアムでガイナーレ鳥取と対戦し、2―3で敗れた。通算成績は12勝18敗6分けで勝ち点は42のまま。順位は17位に後退した。前半は先制点を奪われた後、25分に中野克哉、29分に阿部拓馬が得点し逆転に成功したが、終盤に追い付かれ2―2とされた。後半は17分に失点し、そのまま逃げ切られた。

 次戦は25日午後1時から、沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムでFC岐阜と対戦する。

 2―2で折り返した琉球は後半、主導権を握られて追加点を奪われ、2―3のまま巻き返すことができなかった。特に守備の裏を突かれる場面が多く、課題となった。

 前半、元琉球の田中恵太に右サイドから切り込まれ、先制点を奪われた。負けじと25分、左コーナーキックから流れたボールを中野克哉が左足を振り抜き同点弾をたたき込んだ。中野は「今年はボレーでよく入るので、とりあえず枠に、というイメージで打った。入ってくれて流れを変えることができた」と話した。4分後には阿部拓馬がドリブルでエリア内へ進入し、ゴール左上へシュートを突き刺して逆転した。

 ただ、その後2失点。守備のライン裏を狙われ、うまくつながれた。

 今季は残り2試合。中野は「勝って終えるのと負けて終えるのとでは大きく変わってくる。来季に向けても大事な試合になってくる。各選手とも、いろんな気持ちがある中で良い形で終えたい」と気を引き締め直した。

 (大城三太)