バスケットボールBリーグのU18チャンピオンシップ2023が11月30日から3日まで、栃木県の日環アリーナ栃木で行われ、琉球ゴールデンキングスU18は3位決定戦で仙台89ERSU18を93―66で下し、2年連続の3位となった。ベスト5にはキングスU18から宜保隼弥が選出された。
トップチーム顔負けの堅守で相手の攻撃の止め続けたキングスU18が、20点以上の差をつけて仙台U18を下し3位となった。
前半から3ポイントラインに張り付くように組織的に守り、相手をインサイドに入り込ませない。さらに須藤春輝がハンドラーに激しく当たり、トラベリングを誘発させたり、ゴール下では佐取龍之介がリバウンドを奪ったりするなど、徹底的に仙台の攻撃の芽を摘んだ。
攻撃では、仙台U18のゾーン守備に対し、外から攻めた。第1クオーターには平良南海輝が3本の3点弾を決めた。外へ相手の意識が向き始めると、「自分のタイミングをつかんでシュートにいけた」と宜保隼弥がドライブで切り込み、得点を重ねる。状況に応じた戦術で内外から得点を決めた。
優勝を狙っていたが、準決勝は1点差で敗れ、悔しさも残った。2年連続3位の結果に与那嶺翼HCは「個々人が成長した姿を見せてくれた。やっているバスケットボールの方向性は間違っていない」と手応えを感じている。10日にはホームでエリート8リーグの試合がある。これに勝ち抜き、世界のチームと対戦できる来年のインターナショナルカップ出場を目指す。
(屋嘉部長将)