バスケットボールの第44回U12全九州大会最終日は21日、那覇市民体育館で行われ、男子決勝は県勢の大山が八児(福岡)と戦い50―37で優勝を飾った。序盤から積極的な攻守が光り、相手を圧倒した。男子の比屋根と女子のゆたかは準決勝で敗れ、3位となった。
女子のゆたかは準決勝の第4クオーター(Q)で32―41から途中1点差まで追い上げたが、最後は振り切られ43―48で涙をのんだ。
昨年は準優勝を果たし、「それを超えよう」とみんなで臨んだ試合。点差を離されても最後まで諦めなかった。第4Qは主将の比嘉優希がカットインから2本連続でシュートを決めて、いい流れをつくった。新里想愛(そあ)も積極的な攻めでファウルをもらってフリースローを沈めるなど、じりじりと相手を追いつめた。
両チームとも一歩も引かない展開が続いたが、最終盤で相手に2本のシュートを決められ、決勝進出を逃した。試合後、比嘉は「優勝したかったが果たせなかった」と残念がった。
(砂川博範)
【女子】
▽準決勝
志摩(福岡) 48―43 ゆたか