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沖尚(女子)団体戦初優勝 私立高テニス 大商学園に2―0


沖尚(女子)団体戦初優勝 私立高テニス 大商学園に2―0 初優勝をつかんだ女子沖縄尚学のメンバーと、個人戦で準優勝した井手葵(左から2人目)(提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 名波 一樹

 テニスの第14回全国私立高校選手権大会が18~22日、兵庫県の神戸総合運動公園で行われ、女子の沖縄尚学が大商学園(大阪)を2―0で下し、団体戦で初優勝を果たした。

 個人シングルス決勝で井手葵(1年)は河野(岡山)に1―8で敗れ、準優勝となった。

昨年の雪辱果たす 全国選抜向け勢い

 沖縄尚学は昨年の初戦敗退から奮起し、初優勝を成し遂げた。水口由貴主将は「3月の全国選抜へ向け勢いづいた」と語り、自信を深めた様子だった。

 シングルスが1つ、ダブルスが2つの団体戦。2年の水口主将は「チームには1年生が多い。自分がしっかり勝って流れをつくる」と唯一のシングルスを初戦から最後まで戦い抜いた。決勝では「相手はラリーに強いが、チャンスは見逃さない」と甘い返球を突いて点を重ね、言葉通りに勝ち星を挙げた。

 第2ダブルスは近藤海里・宇都宮早絵組が、第3ダブルスは井手葵・渡久地杜生組が戦った。ともに危なげなく試合を展開し、第2ダブルスの先勝で優勝が決まった。

 第3ダブルスを戦った井手は、シングルスでは準優勝に輝いた。優勝は逃したが「焦らず一本一本を取る気持ちを大事にしたい」と収穫を得た。

 平良和己監督は「選抜に向けた練習の成果が出た」と選手らの成長を実感する。水口主将は「選抜まで2カ月ないが、優勝を目指してさらに個人の力を上げていきたい」と決意を新たにした。

 (名波一樹)