琉球新報社 2024年の国内女子ゴルフツアー開幕戦「第37回ダイキンオーキッドレディストーナメント」の出場選手が14日、発表された。大会は29日に南城市の琉球ゴルフ倶楽部で開幕する。3月3日までの4日間の日程で、アマチュアを含め県勢13人を含む108人が予選に挑み、決勝ラウンドを目指す。県勢はダイキン工業所属の諸見里しのぶや新垣比菜をはじめ、19年大会優勝の比嘉真美子が出場する。25大会連続出場の上原彩子、産休・育休から復帰し2年ぶりのツアー復帰となる宮里美香らが地元沖縄で熱戦を繰り広げる。
県勢は他に、荒川怜郁（れいか）、千葉華、大城さつき、山城奈々が出場する。アマチュアは1月の大会を勝ち抜き出場権を得た宮城杏（興南高出―長崎国際大2年）、上原和（松島中―開志国際高出）、小潮川せり（宜野座高3年）、吉﨑マーナ（沖縄カトリック高1年）が挑む。
大会には、シーズン5勝、史上最年少で2年連続年間最優秀選手に輝いた山下美夢有、初優勝を含むシーズン3勝の岩井明愛、妹の岩井千怜ら実力者が顔をそろえ、火花を散らす。小祝さくら、原英莉花、櫻井心那、神谷そらなど、勢いのある若手選手もそろい、激しい上位争いを繰り広げそうだ。
前売り券は各日共通1500円。当日券は2月29日（初日）と3月1日（2日目）が2千円、2日（3日目）と3日（最終日）が3千円。シニア（70歳以上）、女性、高校生以下は無料。
優勝賞金は2160万円、賞金総額は1億2千万円。2月27日に前夜祭、28日にプロアマ大会を行う。問い合わせは事務局、電話098（988）5000。
諸見里しのぶ「節目の大会盛り上げる」
今年はダイキン工業が創業100周年の記念すべき年で、成績を残すことが一番感謝の気持ちを表現できると思う。例年以上に今大会にかける思いは強い。
昨年、一昨年と2打足りず予選落ちしたので、まずは予選通過を目標に、節目の大会を盛り上げていきたい。
新垣比菜「優勝できるよう頑張る」
課題はパッティング。ストロークや、勝負どころのパットをしっかり決めていきたい。オフの期間は、下半身をより使ったスイング強化を行っている。
2年連続予選落ちをしているので、今年こそ所属プロとしてしっかりと予選を通り、優勝できるように頑張る。
比嘉真美子「自信を持ってプレー」
思い入れが一番強く、プロになりたいと思ったのもダイキンオーキッドだった。主戦場になるステップアップツアーでの優勝と、レギュラーツアーに出るという二つの目標がある。
かっこいい自分、自信を持った姿でプレーすることが一番大事だと思っている。
荒川怜郁「まずは1勝挙げたい」
昨年、特に印象に残っている試合が開幕戦のダイキンオーキッドだった。プロデビュー戦、地元開催でもあり、たくさんの思いを持って挑んだ。
初日、2日目と良いプレーができ、最後は崩れたが本当に楽しくプレーできた。プロとしてまずは1勝を挙げたい。
上原彩子「新たな挑戦の一年に」
今年は私にとって新たなチャレンジの一年になる。2023年はアメリカツアーのシード権を守れず悔しかった。いろいろと考える中で、まだ経験のない LET（欧州女子ツアー）にチャレンジしたいと思っている。
感謝も込めてこの大会で優勝をつかみたい。
宮里美香「楽しくラウンド臨む」
結婚、出産と、この数年で目まぐるしく生活環境が変わり、ゴルフとの向き合い方も変わってきているのを痛感している。調子自体は悪くない。
毎年楽しみにしていた大会で、産休・育休明け初の大会となるが、あまり気負わずに、楽しくラウンドに臨みたい。
千葉華「一番の目標は初優勝」
沖縄出身で、アマチュア資格で最後に出場した試合がダイキンオーキッドだった。プロゴルファーになってこの地に戻ってこられたことに感動している。
パッティングを課題としてオフに取り組んでいる。今シーズンは初優勝することが一番の目標。
大城さつき「予選通過し、上位へ」
昨年は1打足らずで予選落ちだったので、しっかり予選を通過して、上位に入りたい。
2023年は苦しいシーズンだった。ステップアップツアーの山口周南レディースで優勝争いができたことは良かった。ティーショットが課題で、オフの期間に修正していく。
山城奈々「積極的プレーしたい」
昨年は試合にあまり出場できなかったが、自分の感覚を取り戻すために試行錯誤しながら、有意義な時間を過ごせた1年だった。
推薦での出場に本当に感謝している。ショットもパッティングも良い感覚になっているので、アグレッシブに私らしいプレーをしたい。
