重量挙げの第20回全日本学生選抜大会は9~10日、埼玉県上尾市のスポーツ総合センターで行われ、男子73キロ級の永山盛耀(糸満高―日本大)がスナッチ120キロ、ジャーク150キロ、トータル270キロで2位に輝いた。
女子59キロ級の米増希々花(糸満高―九州国際大)はスナッチ68キロ、ジャーク86キロのトータル154キロで6位だった。
結果に満足せず
男子73キロ級の永山盛耀(糸満高―日本大2年)は、2位の結果にも「内容は良くない」と不満げだった。今大会は適正体重より1キロ減った状態で挑んだ。スナッチは2本目まで成功、3本目で自己ベストを2キロ上回る124キロに挑戦した。「感触は良かった」と言うが、挙げる軌道がずれてバーベルを後ろに落としてしまった。
切り替えて挑んだジャークは1本目で150キロを挙げきったが、「力が入りづらい」と2本目の153キロを落とした。体重減がここで響いてきた。それでも「トータルベストを280キロに」と3本目で自己ベストを3キロ上回る158キロに挑む。力を振り絞ってバーベルを乗せたが、最後まで挙げきれなかった。
5月には全日本学生個人選手権大会が待つ。「体重管理を意識し、弱点である足の弱さも強化する」と前を向いた。
【男子】
▽73キロ級 (1)山下立真(法政大)スナッチ136キロ、ジャーク170キロ、トータル306キロ(2)永山盛耀(日大)120キロ、150キロ、270キロ
【女子】
▽59キロ級 (1)五十川いずみ(日体大)80キロ、104キロ、184キロ(6)米増希々花(九州国際大)68キロ、86キロ、154キロ
(名波一樹)