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藤原、円盤投げで沖縄県新 陸上・チャレンジ競技会


藤原、円盤投げで沖縄県新 陸上・チャレンジ競技会 男子円盤投げで54メートル28の県新記録を樹立した九州共立大大学院の藤原孝史朗(本人提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 渡真利 優人

 陸上の第2回九州共立大チャレンジ競技会が14日、福岡県の同大で行われ、男子円盤投げの藤原孝史朗(沖縄カトリック高―九州共立大―同大大学院1年)が54メートル28で県新記録を樹立した。これまでの記録は2013年に知念豪が出した54メートル25。藤原は53メートル42の自己ベストも更新し「新記録樹立は一つの目標だった。冬場の練習が実を結んだ」と喜んだ。

体の重心を意識し、奏功

 藤原孝史朗は、6投中、2投目で県新記録となる54メートル28をたたき出した。自己ベストの53メートル42を出したのは3月の記録会。「最近調子が良い。今回はいけると思った」と新記録更新を確信していた。

 これまでは最初の1回転半の動作でサークル内を進みすぎてしまい、うまく振り切れなくなることが課題だった。冬季練習では体の重心を意識し、コンパクトに回転することを重点に置いた。「本番では最初の回転動作を意識した。振り切りで力をうまく出せた」と振り返った。

 6月末には日本選手権が控えている。「技術は完成しきれていない。今回の動作が無意識にできるようにしたい」と目標を掲げた。

 (渡真利優人)