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与那原、重圧越え頂点 全国中学生なぎなた


与那原、重圧越え頂点 全国中学生なぎなた 与那原町長旗・町長杯争奪第41回小学生中学生大会の中学団体試合でも優勝した与那原中の(左から)玉城結愛、西銘玲永、宮平望未=5月12日、与那原町観光交流施設
この記事を書いた人 Avatar photo 名波 一樹

 与那原中学校が2年連続3度目の連覇を達成した。なぎなたの第32回全国中学生大会が大阪市立浪速スポーツセンターで27、28の両日に行われ、試合競技団体の部で西銘玲永、宮平望未、玉城結愛の3人がそれぞれ勝利し、清教学園(大阪)を3―0で下して優勝した。演技競技の部で本村真那・大木ひかり(いしだ丘なぎなたサークル)が3位となった。試合競技個人男子の部でも宮里大也(久茂地クラブ)が3位に入った。

3人で実績積み完勝 玉城(先鋒)宮平(中堅)西銘(大将)

 与那原中(玉城結愛、宮平望未、西銘玲永)が2年連続3度目の頂点に立った。重圧をはねのけて連覇を達成したチームに安堵(あんど)感が広がった。

 先鋒(せんぽう)の玉城はここまで全試合小手で1本を取って勝利に貢献してきた。決勝でも勢いのままに小手で1本を奪う。続く中堅の宮平は、玉城が引き寄せた流れを生かすため「攻めながら守る」ことを意識。面からすねへと、上から下へ攻撃を落とす二段打ちで攻めたて判定勝ちした。

 大将の西銘は冷静な試合運びで的確な攻撃を繰り出していった。相手の反則も重なって判定勝利し、チームは3―0で完勝した。

 3人は5月の与那原町長旗・町長杯争奪第41回小学生中学生大会の中学団体の部でも優勝するなど、全国2連覇に向けて実績を積んできた。

 団体メンバーで唯一の3年生である主将の宮平にとって、今大会が中学生最後の大会だった。「レベルの高い高校で上位にいけるよう、一本を取り切る力を高めていきたい」と次のステージでの活躍を誓った。

 (名波一樹)