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挑む甲子園 興南ナインを紹介(1) 田崎、丹羽、田澤、赤嶺


挑む甲子園 興南ナインを紹介(1) 田崎、丹羽、田澤、赤嶺  甲子園球場
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 8月7日に開幕する第106回全国高校野球選手権大会に興南高校が県代表として出場する。夏の甲子園は2年ぶり14度目。聖地に挑む登録選手20人を紹介する。


(1)田崎颯士(たさきりゅうと) 投手

 興南の3年生エース左腕。1年から腕を振ったが、昨冬から今春まで肩を故障。その間も鍛錬を怠らず、夏に最速149キロの直球を放った。縦、横、斜めのスライダーに4種の変化球も駆使し、三振を奪う。県大会決勝で一度降板したが、好守備から再びマウンドへ。「エースとして気持ちを高められた」と精神的にも成長した。176センチ、左投げ左打ち。伊波中出。好きな言葉は「万里一空」。

(2)丹羽蓮太(にわれんた) 捕手

 1年生ながら先発マスクをかぶり、4番も担った。中学では三塁手などを経験し、高校から本格的に捕手を務める。緊張しながら臨んだ県大会決勝では、エナジックの小技を封じようと好リードで貢献。ただ「4番にふさわしい打撃」ができずに反省も。選球眼には自信があり「一球目から捉えていく」と闘志をたぎらせている。174センチ、右投げ右打ち。城北中出。好きな食べ物はうなぎ。

(3)田澤快武(たざわかん) 一塁手

 堅守を誇る興南の一塁手。力強いスイングと球際での粘りが持ち味だ。KBCとの県大会準決勝で逆転打を放つなど活躍した。甲子園に向け「右でも左でも的確に打てるように」と打撃練習に力を入れる毎日だ。「先輩たちと一日でも多く野球できるよう、泥臭くやっていきたい」と意気込む2年生。175センチ、右投げ右打ち。うんな中時代は読谷ボーイズでプレー。趣味は音楽鑑賞。

(4)赤嶺宗賢(あかみねそうけん) 二塁手

 二塁を任される1年生。守備の堅実さや走塁に自信がある。中学から内野などを守り、「カバープレーもできるようになった」と入学後の成長を実感している。打撃でも変化球への対応を身につけた。「あともう一歩踏み出して、積極的なカバーを心がけたい」と、甲子園に向けやる気は十分だ。170センチ、右投げ右打ち。小禄中時代は沖縄ダイヤモンドBCに所属。趣味は大河ドラマ鑑賞。