阪神甲子園球場（資料写真）
琉球新報社 8月7日に開幕する第106回全国高校野球選手権大会に興南高校が県代表として出場する。夏の甲子園は2年ぶり14度目。聖地に挑む登録選手20人を紹介する。
（5）山川宗紘（やまかわむねひろ） 三塁手
火付け役の1年生リードオフマン。県大会ではチームトップの8安打をマーク。打率4割4分4厘と当たっており、思い切りの良いスイングで安打を重ねた。三塁手として打球へ突っ込んで捕球する積極性も光る。中学では投手として腕を振った。甲子園に向けては丁寧なプレーを心がけつつ、「1番として自分が流れをもってきたい」と力を込める。170センチ、右投げ右打ち。城北中出。趣味は釣り。
（6）久高学士（くだかまなと） 遊撃手
堅守を支える遊撃手。広い守備範囲と長打力が持ち味だ。負けず嫌いの3年生で、県大会計5安打の成績については「あまりよくなかった」と納得のいかない様子。それでも「今は（自分のスイングを）つかめてきている」と調子を上げている。聖地での戦いに向け、「一戦一戦を大事に」と力を込める。173センチ、右投げ左打ち。東江中出。野球も好きだが、バスケットボールも好き。
（7）仲田陽（なかだよう） 左翼手
勝負強さでチームを引っ張ってきた中軸の3年生。俊足にも定評がある。「熱さは負けない。チャンスでこそ燃える」と頼もしい。ただ、県大会でのプレーには満足しておらず、ロングティー打撃などで調整中だ。「やってきたことを出すだけだ。結果はおのずとついてくる」と闘志を燃やしている。173センチ、左投げ左打ち。読谷中時代は、読谷ボーイズに所属。好きな食べ物はいちご。
（8）石川駿介（いしかわしゅんすけ） 中堅手
興南を引っ張ってきた主将。犠打数はチームトップの6と、技術力も光る。足にも自信がある。準決勝ではランニング本塁打を放ち、勝利を引き寄せた。県大会で得た課題を元に、打席での足の開き具合など細かなフォーム修正を試みている。「チームに対していい形で貢献したい」と謙虚な3年生。中学では捕手も務めた。173センチ、右投げ左打ち。普天間中出。好きな食べ物はタコライス。
