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水口・井手(沖尚)女子複準V 井手は単も2位 テニス全日本Jr.


水口・井手(沖尚)女子複準V 井手は単も2位 テニス全日本Jr. ダブルスで準優勝した沖縄尚学の(左から)井手葵と水口由貴。井手はシングルスでも準優勝(提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 名波 一樹

 テニスのユニクロ全日本ジュニア選手権2024最終日は7日、東京都の有明テニスの森公園で行われ、18歳以下女子ダブルスで水口由貴・井手葵(沖縄尚学)ペアが準優勝となった。井手は同シングルスでも準優勝した。

高校総体覇者と再度真っ向勝負 国スポでの雪辱期す

 決勝は北部九州総体と同カードだった。沖縄尚学の水口由貴(3年)・井手葵(2年)ペアは雪辱を期して挑んだが、惜しくも準優勝。水口は「サーブ力に差があった」、井手は「相手のパターンにはまった」と約1カ月ぶりの再戦を振り返った。

 大会初戦から厳しい戦いだったが、2人で入念にゲームプランを立てて勝ち上がっていった。予想通りに、頂点を懸けて全国総体覇者と激突。サーブが強い相手ペアに水口は「リターンでどう崩せるかだ」、井手も「こっちのミスを減らしてボレーを狙う」と互いに真っ向勝負を演じた。しかし、多くのリターンをボレーで攻められ、敗北を喫した。

 2人の目標は国民スポーツ大会での優勝だ。水口は「攻撃力、決定力と全てを磨いて挑みたい」と再び闘志を燃やす。シングルスでも準優勝となった井手は、悔しさを見せつつも「今回は強いメンタルで戦えて、競り合いも勝ち切れた」と自信もつけた様子だ。頂点を見据えて前を向いた。

 (名波一樹)


〈16歳以下〉
▽女子シングルス1回戦
早坂(東北) 2―1 宇都宮早絵(沖縄尚学)
日部下(関東) 2―0 松代奈海(沖縄尚学)

〈18歳以下〉
▽女子シングルス1回戦
水口由貴(沖縄尚学) 2―0 弓削田(関東)
上田(関西) 2―0 渡久地杜生(沖縄尚学)
井手葵(沖縄尚学) 2―0 伊東(関東)

▽同2回戦
名雪(関東) 2―0 水口
井手 2―0 江馬(関西)

▽同3回戦
井手 2―0 朝倉(関西)

▽同準々決勝
井手 2―0 上田(関西)

▽同準決勝
井手 2―0 荒川(関西)

▽同決勝
野口(関東)
2―0(6―2,6―3)
井手

▽女子ダブルス1回戦
井手葵・水口由貴(沖縄尚学) 2―1 後藤・林(東海)

▽同2回戦
井手・水口 2―1 上田・荒川(関西)

▽同準々決勝
井手・水口 2―0 朝倉・稲場(関西)

▽同準決勝
井手・水口 2―0 上野・井上(中国)

▽同決勝
川崎・網田
2―0(6―4,6―2)
井手・水口(中国)