プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(6試合制)は17日、セ、パ両リーグの第2戦が行われ、みずほペイペイドームでのパは、リーグ制覇したソフトバンクが2位日本ハムに7―2で快勝して2連勝とした。1勝のアドバンテージを含め3勝0敗とし、18日の第3戦で勝つか引き分ければ4年ぶりの日本シリーズ進出が決まる。東京ドームで行われたセは、3位から勝ち上がったDeNAが巨人に2―1で競り勝って2連勝。リーグ優勝した巨人のアドバンテージを含めても、DeNAが1勝差でリードした。第3戦の先発は、セが巨人・グリフィンとDeNA・吉野、パはソフトバンク・スチュワートと日本ハム・山崎と発表された。日本シリーズは26日にセ球団の本拠地球場で開幕する。
4番の2打席連続アーチに満員の本拠地が興奮のるつぼと化した。ソフトバンクの山川が変化球、速球を捉えスタンドイン。今季本塁打と打点の2冠に輝いた打棒で、勝利を大きく引き寄せ「全打席で集中力を持ってプレーできている」と力強く言った。
まずは4―2の五回だ。フルカウントから宮西が投じたチェンジアップを左越えへ。七回は福島の149キロの初球を豪快に振り、左中間席にたたき込んだ。王貞治球団会長が「すごいね。今シーズンで一番いいんじゃないか」と、舌を巻くほどの長打力を見せつけた。
山川はレギュラーシーズン終了後、実戦感覚を養うため宮崎県での秋季教育リーグに参加した。若手と汗を流し「体にいい張りがある。バットを速く振れている感じがする」。短期決戦は2戦で5安打5打点に3本塁打と大暴れ。この勢いで日本シリーズ進出を後押しする。
(共同通信)