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ソーマプライア4強逃す 強豪苦しめるも厚い壁は崩せず ビーチサッカー全日本大会


ソーマプライア4強逃す 強豪苦しめるも厚い壁は崩せず ビーチサッカー全日本大会 準々決勝 ソーマプライア沖縄―レーヴェ横浜 第3ピリオド、ドリブルから持ち込んで得点を決めるソーマプライアの坪谷亮太=19日、金武町のKINサンライズビーチ海浜公園(大城三太撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 三太

 ビーチサッカーのJFA第19回全日本大会は19日、金武町のKINサンライズビーチ海浜公園で準決勝までを行った。ソーマプライア沖縄は、準々決勝でレーヴェ横浜に3―6で敗れ、準決勝進出はならなかった。

 第1ピリオドは0―2でリードを許したが、第2ピリオドに2点を奪い、2―3と迫った。第3ピリオドに坪谷亮太の得点で食らいついたが、最後は引き離された。決勝は20日午前11時半から同ビーチで、レーヴェ横浜と東京ヴェルディBSの対戦カードで行われる。


 金武町の砂浜で全国の猛者が熱く戦った。ソーマプライア沖縄は、前回準優勝だった横浜の厚い壁を崩せず、準々決勝で敗れた。結果は3―6だが、終盤まで相手を苦しめる濃い内容で観客を沸かせた。

 河原塚毅監督は「第1ピリオドで守備戦術がはまらず、2失点で追いかける展開になった」と悔しそう。

 日本代表でもある坪谷亮太主将は「地元開催で優勝したかった」とうつむいた。坪谷は第2、第3ピリオドでいずれも1点差に迫るゴールを決め、諦めない気持ちや逆境をはね返す雰囲気をつくり、チームを鼓舞した。しかし、終盤に守備の緩さを突かれ、ファウルからの直接フリーキックなどで引き離された。

 選手層の厚さも勝敗を分けた。ソーマは少数精鋭で挑み、主力メンバーのほとんどはフル出場。GKら代表選手5人をそろえ、交代で体力温存もできた横浜と終盤まで互角に戦った。

 ソーマのGK宜野座寛也は切れのある反射力でスーパーセーブを連発。存在感を示した39歳は「チームとしていいプレーで力を出し切れたが、勝たないと。もっと試合がしたかった」と最後まで勝利にこだわった。

 (大城三太)