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キングス後半引き離す 滋賀に108―72<Bリーグ>第6戦


キングス後半引き離す 滋賀に108―72<Bリーグ>第6戦 滋賀―キングス シュートを狙うキングスの松脇圭志=20日、滋賀県の滋賀ダイハツアリーナ(Bリーグ提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 普天間 伊織

 プロバスケットボールのりそなBリーグ1部(B1)の琉球ゴールデンキングス(西地区)は20日、滋賀県の滋賀ダイハツアリーナで滋賀レイクス(同)と今季第6戦を行い、108―72と快勝した。連敗は許さず、通算成績を4勝2敗とした。

 前半は滋賀に高確率で3点シュートを決められる苦しい展開となったが、キングスはインサイドで着実に加点し、相手のファウルも誘うなどして45―42とわずかにリードして折り返した。

 後半は松脇圭志の3点弾などでスタートダッシュに成功。第3Qを終えた時点で77―56とリードを広げた。第4Qも攻撃の手を緩めず、最後は横浜エクセレンスから期限付き移籍で加入した平良彰吾がキングスでの初得点を決め、試合を締めくくった。

 次戦は23日午後7時5分から島根県の松江市総合体育館で島根スサノオマジックと対戦する。


プラン変更、主導権握る

 松脇圭志の3点弾が試合を動かした。わずか3点のリードで迎えた第3クオーターに次々とリングを射抜き、滋賀を大きく引き離す原動力となった。この日は21得点の全てを3点弾で決め「3ポイントを積極的に狙った」と振り返った。

 2020年以来負けがなかった滋賀に今季初勝利を献上した前日の反省を生かし、キングスは開幕から不動だったスターティング5を変更した。滋賀のブロック・モータムのマッチアップとしてヴィック・ローが先発に入り、マーキース・カミングスをジャック・クーリーが押さえることで相手の攻撃を封じた。

 ゲームプランを大胆に変えることで主導権を握り、流れをつかんだ。前半は岸本隆一を中心とした積極的な攻撃で相手のファウルを誘い、キングスの3点弾がなかなか決まらない中でも試合をつないだ。後半に入ると松脇の3点弾で優位に立ちながら、モータムやカミングスの得点を抑えることにも成功した。

 平良彰吾は移籍後初の得点を決め、ローはリバウンド8、アシスト6と期待に応えた。伊藤達哉が右肘内側側副靱帯(じんたい)損傷で離脱する中でも、その影響を感じさせず選手層の厚さを見せつけた。

 (普天間伊織)


 琉球 4勝2敗
  108―72(24―23,21―19,32―14,31―16)
 滋賀 1勝5敗

前日は苦戦も流れつかめた

 桶谷大HC(キングス)の話 昨日はマッチアップで苦戦して相性がよくないチームかと思ったが、今日は流れをつかめた。選手たちが用意したプランどおりに、しっかりやってくれた。