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ゴルフ 沖縄女子選手権 宮野絆央、初出場で栄冠


ゴルフ 沖縄女子選手権 宮野絆央、初出場で栄冠 アプローチショットを放ち、ボールの行方を見つめる宮野絆央=24日、西原町の沖縄CC(渡真利優人撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 渡真利 優人

 ゴルフの第44回沖縄女子選手権大会最終日は24日、西原町の沖縄カントリークラブ(5474ヤード、パー70)で行われ、宮野絆央(エナジックスポーツ高等学院1年)が67で回り、通算142の2オーバーで頂点に立った。2位は70でラウンドし、トータル143の宮城杏(長崎国際大3年)、71で回り、通算143の浦崎涼(コザ高3年)が3位になった。


怒濤4連続バーディー 難コンディション攻略

 大雨が降りしきった最終日。難コンディションを攻略したのは宮野絆央(エナジック高1年)だった。「素直にうれしい」と言葉少なめに気持ちを表現したが、表情は達成感に満ちていた。

 第1日は5オーバーの75で14位。初出場ながら上位に食い込んだものの、最終日は悪天候の影響もあり、出場者全体で成績が落ち込んだ。宮野もパー4の13番でボギーをたたいた。ただ気持ちをすぐに切り替え「目の前の一打に集中した」。続く14番(パー5)では完璧なドライバーショットを見せると、3打目にも左足下がりの難しい斜面からのショットを成功。勢いに乗ると、ここから17番まで怒濤(どとう)の4連続バーディー。首位を奪い、大会初出場ながら頂点に輝いた。

 長崎県出身で練習環境の良さに引かれ、エナジック高に進学した。飛距離が武器で、ドライバーで平均250ヤードを飛ばすという。「ここぞという場面で攻めていけるようにする」と新鋭はさらなる飛躍を誓った。

 (渡真利優人)


宮城 我慢のプレーで2位

力強いティーショットを放つ宮城杏=24日、西原町の沖縄CC(渡真利優人撮影)

 首位と1打差で2位になった宮城杏(長崎国際大3年)は「いいところが全然なかった」と悔しそうに笑った。悪天候の中での大会となったが「今日しかできないプレーをしよう」と前向きに捉えた。

 ショットもさえ、バーディーチャンスのホールも目立ったものの「パットが入らなかった。我慢のプレーが続いた」と振り返った。そのような中でもパー4の10番ホールではフックラインを読み切り、バーディーを奪った。

 最終組で実力のある高校生とプレーした宮城。「まさか(最終組に)入るとは思っていなかった」と驚く。雰囲気良くラウンドを回ることができたといい「息抜きになったかな」と再び笑った。

(渡真利優人)

ミスがもったいない

 3位になった浦崎涼(コザ高3年)の話 大会を通してセカンドショットのミスなどもったいない場面が多かった。最終ホールもボギーで終わり、悔しさも残る。悪天候の中、バーディーを五つ獲得することができた。勝負どころでいつも通りプレーできるようにする。


 ▽最終成績
 (1)宮野絆央142(75、67=35、32)(2)宮城杏143(73、70=35、35)(3)浦崎涼143(72、71=36、35)(4)伊佐美音145(75、70=35、35)(5)仲村梓146(74、72=36、36)(6)新垣くらら146(71、75=40、35)(7)片岡彩実里147(77、70=33、37)(8)徳重藍147(76、71=35、36)(9)玉城豪華147(75、72=36、36)(10)宮城柚148(74、74=38、36)(11)田場泉乃148(74、74=35、39)(12)呉屋萌々子149(75、74=39、35)(13)與儀小桜149(73、76=37、39)(14)名嘉千翔150(77、73=37、36)(15)塚原茉里香150(77、73=37、36)(16)仲村姫乃150(77、73=36、37)(17)新城百恵150(73、77=38、39)(18)国仲咲々154(78、76=36、40)(19)関華154(76、78=39、39)(20)長堂佑音155(81、74=37、37)(21)新垣快加155(79、76=39、37)(22)花城梢156(74、82=42、40)(23)屋良美夕陽157(82、75=37、38)(24)神里梨恵157(82、75=37、38)(25)那覇千秋157(78、79=40、39)(26)比嘉ゆかり159(78、81=42、39)(27)平田李奈161(74、87=44、43)(28)大兼久夢姫162(82、80=42、38)(29)金城梨音162(76、86=46、40)(30)金城歩未163(79、84=42、42)
(同スコアの順位は2日目の成績による。それでも同じ場合はマッチングスコアカード、カウントバックの順で優先)