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友寄汰志77キロ級初頂点 レスリング・全日本大学グレコ大会


友寄汰志77キロ級初頂点 レスリング・全日本大学グレコ大会 77キロ級で優勝した日体大の友寄汰志(提供)
この記事を書いた人 Avatar photo 屋嘉部 長将

 レスリングの全日本大学グレコローマン選手権大会が23、24の両日、東京都の駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場で行われ、77キロ級決勝で友寄汰志(北部農林高―日体大)が5―1で鈴木大樹(山梨学院大学)に勝利し、初優勝した。55キロ級の山城快陽(北部農林高―国士舘大)は5位だった。


痛みこらえ真っ向勝負 先制許すも投げで逆転

 大会2日前の思わぬハプニングにも負けず、友寄汰志(北部農林高―日体大)が77キロ級で初出場で初優勝を飾った。「優勝してほっとしている」と振り返った。

 大会2日前にもともと痛めていた腰の痛みが練習中に悪化してしまった。直後は動けないほどの痛みがあったが、治療をしながら、痛み止めも飲みながら大会に挑んだ。腰への負担を減らすために、得意のリフトをあまり使わないようにしたが、準決勝までTスペリオリティーで勝利する強さを見せつけた。

 決勝は力のある相手にも真っ向勝負。1ピリオド(P)はパッシブで1点先制されたが、焦りはなかった。2Pでは相手のパッシブで同点に追い付くと、寝技から相手を持ち上げて、豪快に投げて4点を追加し、逃げ切った。

 12月には昨年2位に終わった天皇杯が控える。「今回見つかった課題を修正し、国スポで負けた相手にもリベンジし、優勝したい」と意気込んだ。

 (屋嘉部長将)


▽55キロ級2回戦
山城快陽  Tスペリオリティー 杉本
(国士舘大) 2分22秒   (日本大)

▽同準々決勝
山城 5―1 平田(中央大)

▽同準決勝
大楠(日体大) 5―1 山城

▽同3、5位決定戦
請川  Tスペリオリティー 山城
(法政大) 2分3秒

▽77キロ級1回戦
友寄汰志 Tスペリオリティー 小川
(日体大) 2分34秒   (九州共立大)

▽同2回戦
友寄 Tスペリオリティー 里村
    56秒     (日本大)

▽同準々決勝
友寄 Tスペリオリティー 澤田
    3分6秒    (周南大)

▽同準決勝
友寄 Tスペリオリティー 鹿糠
    1分58秒   (育英大)

▽同決勝
友寄 5―1 鈴木(山梨学院大)

▽87キロ級1回戦
仲松天希  Tスペリオリティー 岡山
(九州共立大) 1分36秒   (帝塚山大)

▽同2回戦
本橋   Tスペリオリティー 仲松
(拓殖大) 2分7秒