【伊江】沖縄県内で小麦の生産が盛んな伊江村で、黄金色の麦穂が畑一面に広がり、3月下旬から麦刈りが始まっている。晴れた日にはコンバインを稼働させ、作業員が収穫作業に追われていた。
西江上区にある小麦畑では、島のシンボル「城山(ぐすくやま)」を背に、太陽の光を浴びた麦穂が風に揺れ、村民の目を楽しませている。
伊江島産の小麦の生産や加工商品を手掛ける「いえじま家族」(玉城堅徳社長)では、小麦のチップス「ケックン」が土産品として人気だ。塩、シナモン、スパイシーの3種類があり、本島内のスーパーやコンビニエンスストアの店頭にも並ぶ。
同社によると、天候にも恵まれ昨年よりも作柄が良く、収量も増えると予想する。収穫作業は今月いっぱい続く。
(金城幸人通信員)