キングス天皇杯 8503人の最多来場者、沖縄アリーナ 心一つに、次も勝利へ


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天皇杯準決勝を戦う琉球の選手たちを応援するブースターら=15日、沖縄市の沖縄アリーナ(大城直也撮影)

 【沖縄】バスケットボールの第98回天皇杯選手権準決勝で横浜BCを接戦の末退け、初の決勝進出を決めた琉球ゴールデンキングス。ホームの沖縄アリーナには最多来場者数の8千503人の観客が詰め掛けた。最終クオーターでは1点差まで詰め寄られる展開もあったが、ブースターの応援が勝利を後押しした。

 ほぼ全てのホーム戦で応援に訪れるという糸満市の座安廣幸さん(69)は「勝てて本当にうれしい。相手の追い上げに胸がキリキリする時間もあったが、キングスの底力を見せてもらった」と笑顔を見せた。友人と2人で応援した北谷町の久場胡花さん(14)は東京での決勝戦に期待を寄せる。「キングスらしい派手なプレーで沖縄を盛り上げてほしい」とエールを送った。

 会場には横浜BCのブースターの姿も。友人と3人で横浜市から応援に来たキング舞さん(20)は「キングスブースターの声援に圧倒された気がする」と悔しさをにじませた。一方で、1点差に詰め寄った場面を振り返り「とてもしぶとかった。決勝でも粘り強さを発揮してほしい」と思いを託した。
 (名嘉一心)