大阪沖縄県人会連合会(嘉手川重義会長)の創立70周年を記念する大芸能祭(同会主催)が19日、大阪市のサンケイホールブリーゼで開催された。昼夜2公演に30団体余が出演し、琉球舞踊やエイサー、空手などを披露して節目を祝った。昼夜合わせて880人が来場した。
尼崎市から訪れた島袋鶴子さん(75)は「こっち(本土)の生まれだけど沖縄の芸能はどこか懐かしく、癒やされる」とほほ笑んだ。
嘉手川会長(73)は「県人会は在阪県人の心のよりどころ。節目の芸能祭に多くの人が訪れ、ほっとした。若者にも伝統芸能を見てほしい。関西の人にも沖縄の文化を知ってほしい」と話した。同日、沖縄で県民大会が開かれたことには「基地問題は難しいが、本土の人にもっと関心を寄せてほしい」と話した。