4世代、レーンに絆20年 古見敬永、節子さん一家 新春ボウリング


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仲良しの古見家のメンバーに囲まれ、古見敬永さん(前列左から4人目)・節子さん(同5人目)夫妻のボウリング大会が20回を迎えた=2日、南風原町

 毎年、正月三が日に家族4世代18人でボウリング大会を開いてきた古見敬永さん(88)と節子さん(85)夫妻=那覇市=の「古見敬永杯」ボウリング大会が2日、南風原町のスポーツワールドサザンヒルで20回を迎えた。敬永さんは「3人の娘とそれぞれの旦那さん、孫やひ孫に恵まれ、本当に幸せだ。この大会が毎年の最高の楽しみで、あと10年は続けたい」と、幸せそうな笑顔で力強く語った。

 夫妻の3人の娘・古見聖美(さとみ)さん(57)、大川伊鈴さん(55)、内間光代(てるよ)さん(51)の3夫婦と、孫夫婦1組を加えた5組の夫婦対抗試合と、孫やひ孫による子どもたちの個人試合がある。優勝者には特製の優勝杯も贈呈されるほど、本格的な大会だ。

 20年前、聖美さんの夫・西表敏克さん(58)が「古見家が一堂に会する正月に、何か記念になることをやりたい」と提案したのがきっかけ。節子さんも「酒ばかり飲むより、ボウリングの方が楽しい。気付けば20年たっていた」とにっこり。敏克さんは2年前、古見家の養子となり、戸籍上は古見姓になった。

 2日は20回を記念し、オレンジ色のおそろいのTシャツを身にまとい、楽しくボウリング大会を終えた。85歳の誕生日に娘たちから贈られたマイボウルを抱え、敬永さんは「みんなに支えられ、ここまで来れた」と、感謝の言葉を口にした。(半嶺わかな)