大ぶり瓢箪実る 伊江の島袋さん 工夫重ね、納得の出来


この記事を書いた人 琉球新報社
加工した瓢箪(茶色)と形のいい秀逸の瓢箪(緑色)を並べて良さを説明する島袋さん =3日、島袋さんの畑

 【伊江】伊江村東江前区の島袋正徳さん(62)が育てた瓢箪(ひょうたん)が郵便局の近くの畑に実り、道行く人の目を楽しませている。

 島袋さんは7年前から瓢箪を育てている。1月に大瓢を7本、千成(せんなり)を5本植え付けた。1本から1個の実を実らすため、人工受粉や枝の手入れなど工夫を凝らした。「大きさや形のいい瓢箪ができた。首が長く、くびれがあって、全体のバランスがいい」と笑顔を見せた。

 瓢箪は除災招福、家運興隆、子孫繁栄など縁起物として重宝されている。島袋さんは形のいいものは床の間に飾ったりしている。風景画などを描いて友人に譲ったり、形があまりよくないのはお酒を入れたりすることも。「売ってほしい」という問い合わせも本島からあるという。(知念光江通信員)