琉大MOJO再び全国へ 山野ビッグバンドジャズコンテスト 西日本3位で本選


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西日本予選通過が決まり、喜ぶ琉球大モダン・ジャズ・オーケストラのメンバーら=5月、大阪市内(提供)

 【西原】沖縄県の琉球大学のジャズオーケストラ「モダン・ジャズ・オーケストラ」(MOJO)が8月に東京都内で開かれる第49回山野ビッグバンドジャズコンテストに出場する。昨年の初出場に続き、2年連続の本選となる。メンバーは「昨年以上の成績を残したい」と出場常連校を目指して、練習に励んでいる。

 大会は学生ビッグバンドの最高峰の大会。その年の出場希望が35校以上となった場合、東日本、西日本それぞれで実演予選会を開き、本選出場校を決定する。MOJOは5月に大阪市内で開かれた西日本予選を3位で通過した。

 今年は新入部員が増え、昨年の本選経験者が約半数になった。部長の下地克尚さんは「経験のある先輩がいなくなった分、レベルアップをしないといけないとの意識が高まり、予選でいい結果が出た」と話す。

 昨年の本選は35校中27位。初出場ながら、曲間のパフォーマンスを含め堂々とした演奏を披露した。今年も「まずは自分たちが楽しめるステージ」(下地さん)が目標だ。翌年のシード権が得られる20位以内を目指す。

 本選は8月22、23の両日、府中の森芸術劇場で開催。MOJOは2日目の5番手で演奏する。予選、本選と県外開催のため旅費の造成も懸案で、毎週土曜の夕方に北谷町美浜で「投げ銭ライブ」を開いている。下地部長は「本選でも演奏する予定の曲も披露する。気軽に見に来てもらいたい」と呼び掛けた。