鹿児島地方気象台は2日、2014年に鹿児島県・桜島で観測した爆発的噴火は450回だったと明らかにした。1955年の観測開始以降、7番目の多さで、同気象台は「マグマの蓄積が緩やかに進み、活発な活動が続いている」として警戒を呼び掛けている。
昨年の爆発的噴火は全て昭和火口(標高約800メートル)で起き、規模の大きい南岳山頂火口(同約千メートル)では確認されなかった。爆発的噴火を最も多く観測したのは11年で、両火口で計996回に達した。
桜島では1914年の大正大噴火で計58人の死者、行方不明者を出した。
(共同通信)