〝教祖様〟〝現ナマ製造機〟と呼び合うコンビ「金属バット」が沖縄で実現したいこと

  • 沖縄県全体
このエントリーをはてなブックマークに追加

ウェブマガジン「琉球新報Style」の連載「ハイサイ気分」のお笑い芸人「金属バット」インタビュー記事で「オスプレイに乗りたかった」「ジュゴンに触りたかった」などという発言に対し、読者から沖縄に対する植民地主義的な、無自覚な差別意識がにじむインタビューで、削除すべきという意見が寄せられました。

琉球新報の辺野古新基地建設をはじめとする過重な基地負担に異議を唱え続ける報道姿勢、多様な意見を尊重する姿勢に変わりはありません。当該部分を削除した場合、「自社の方針(考え方)と一致しない論調・言論は掲載されない」と受け止められかねません。今回のインタビューおよび記事掲載への批判は真摯に受け止め、地域とともに歩む県紙として、今後も県民の幸せと恒久平和を追い求める情報発信をしていきます。(2019年12月18日)




強烈なキャラクターと独自の漫才スタイルを貫く、金属バット。お笑い通のファンや関係者が熱視線を注ぐ人気上昇中の個性的なコンビです。怪しい雰囲気のある見かけとネタは、一度知ると病みつき状態に!?とにかく気になる存在。沖縄には初めて来たという友保さんと、修学旅行ぶりに来た小林さん。見るもの口にするもの全てが気に入ったようで、感想や行動を詳しく教えてくれました。

聞き手:饒波貴子(フリーライター)



高校生の時に出会ってコンビを結成した、小林圭輔さん(左)と友保隼平さん。短い沖縄滞在ながらライブの合間に食事も観光も楽しみ、満喫したようでした。


ツアーで沖縄行き実現



―「友保さんと小林さんを知りたい!」という気持ちで、インタビューさせていただきます。

小林:光栄です!

友保:うちらの事を知っていたら逆におかしい! でもこの取材がなかったら、国際通りに遊びに行く時間があったのに残念(笑)。俺からすると相方のこいつはビジネスパートナー。「現ナマ製造機」と呼んでいます。

小林:聡明で天使のようで性格がすごく明るい相方のこと、「教祖様」と呼ばせてもらっています。

友保:いい関係ですよ。美しい人って言え!

小林:美しい人です!

友保:相方は今日も現ナマを印刷している、大きな機械だと思っています。



小林:造幣局で働こうかなって気持ちです。

友保:学生時代は全く逆で、僕は教祖様と呼んでいた(笑)。髪の毛も高校時代は僕が坊主、こいつがすごいロン毛で逆でしたよ。令和になって変わったな。

小林:元号交代なので、しばらくはこのままが続きます。

―沖縄を満喫したと聞きましたが・・・。

友保:結構満喫しましたよ。昨日から滞在していてライブ前に、ダッシュで宜野湾に行ったんですよ。沖縄来たら行かんとダメでしょ〜。

小林:みんなで行きましたよ、タクシー乗って。

友保:楽しかった〜、海キレイやな〜! めっちゃキレイですね、沖縄。オスプレイ見ましたよ〜僕。海に潜って顔上げたら飛んでいて、でっかいなと驚きました。

小林:水中おって見てへん! 台風って聞いていたけど、海の底まで見えて楽しかった。大阪では底なんて見えないですよ。

友保:台風終わってめっちゃ晴れてよかった〜。海がめっちゃキレかった〜! 大阪の海、見たことあります? あれドブですから、記憶から消していいですよ。でっけー市街地のドブなんですよ(笑)。

―沖縄に来たの、もしかして初めてですか?

小林:昔、子どものころ来ました。

友保:僕は初めてです。ずっと沖縄に行きたくて、「漫才ブーム」というライブをツアーにして来ました。

小林:ツアーにせず、沖縄だけの開催で良かったんですけど(笑)。

友保:沖縄だけだったら変な感じになりそうやったから、ツアーにしました。楽しい!



「何食べてもうまい!」



小林:沖縄は外国人がめっちゃ多いですね! プールでも海でも会いましたし、海では外国人の家族がアグー豚を焼いていた。

友保:アグー豚! うまかったな〜、しゃぶしゃぶ食うたんですよ。その後海辺でビールを飲もうってなって、ビーチにも行きました。

小林:波の上ビーチ!

友保:オリオンビール飲んで花火して、いや〜楽しかった!

小林:沖縄でやりたい事、全部やったんですよ。



友保:いや、まだ米軍払い下げの店に行っていない。「ランボー」が着けているような弾薬、買おうと思っているんですよ。

小林:丸々何もスケジュール入れずに、沖縄に来たい。

友保:フリーの日がいいです。仕事なんか飛ばしても来たい、面白いわ〜。メシ、何でもうまいし!

小林:「三笠」っていう食堂、有名ですか? 沖縄ちゃんぽん、おいしかった。

友保:うまかったな〜! なんか変な物体もあったな。

小林:ヘチマや!

友保:ヘチマって食うんですね。せっけんやと思ったのに。ヤギ汁って書かれてたから、ヤギ食うって知りました。沖縄のメシ、実はまずいって聞いていたんですよ。

小林:全部うまい!

友保:ハズレる時もあるのかな!? アグー豚のしゃぶしゃぶ、甘くてうまかった!

小林:ポン酢で食べるのがうまかった!

友保:こっちの人、ポン酢にニンニク入れるんですね。めちゃうまいと思いました。あんな食い方あるねんな。

小林:大阪でもしゃぶしゃぶはよく食べるけどな。昨日はソーキそばも食べた!

友保:夜食うたな〜。めっちゃ食うてますわ。オリオンビールも泡盛も飲んだし、ハズれてないですわ全部(笑)。

小林:今日のお昼は、「ほっともっと」の麩ちゃんぷるー弁当。やっぱりうまかったです。

友保:ゴーヤーもうまいですよね。なんか餅みたいの、揚げたやつあったやん。イグサじゃなくてヒジキじゃなくて・・・。

小林:付き出しで食うた、モズク。

友保:モズクを餅みたいにした天ぷら。おいしいですね。沖縄の食、何でもうまいと思いました。

小林:修学旅行で来た時、正直全部まずかったんですよね。多分観光地の食事だったんでしょうね。

友保:大したことないところで食べたんかな。今回、何食べてもうまいもん! スパムは大阪で食ったらまずいですけど、こっちで食ったらうまいですね! 多分一緒やねんけど、料理人の腕や使い方がちゃうんかな。スパムおにぎりがうまいらしいですね〜、まだ食ってないから、食って帰らないと! A&Wにも行かないと。

―空港店がありますよ。

小林:わ〜い!話が変わって来たぞ! 空港店があるなら国際通りでそれを食う時間が浮くから、他に何かできる。

友保:空港でもめっちゃ食わなあかん。がんばらな!



遠いので・・・大阪に寄って来て!



―沖縄に来る前と後でイメージは変わりましたか?

小林:暑いけど暑くない!? 汗をかかないし、大阪の方が暑いと思えます。

友保:こっちでは汗かいても海を見て、キレイ〜って楽しい気持ちになります。大阪で汗かいても…。沖縄はめっちゃキレイでべっぴんさんも多い。キュッとしてはって、顔の作りが違いますね。もう沖縄、好っきやわ〜(笑)。きゃ〜楽しい!



―今回は思い残すことのない時間を過ごしたんですね。

友保:もっと海で泳ぎたかった。30分くらいしか時間がなかった。

小林:行ったのは宜野湾のトロピカルビーチ。次は違う島に行きたいですね。

友保:遠く離れた島に行ってみたいな。カヤックや釣りをしてみたい。楽しいでしょうね。美ら海水族館も行きたい! 今回は沖縄がでかいと気付き、びっくりしたわ〜。淡路島くらいかなと思っていましたが、全然ちゃうな。そうだ、おばあちゃんの定食屋にも行ったんですよ。

小林:ゴリゴリの現地の人がやっていて、何を言うてるかほぼ分からん食堂。沖縄らしさがありました。

友保:クジラも見たい。沖縄の冬の寒さは大阪の梅雨くらい。気温が10度以上あれば、頑張れば泳げる。

小林:厚着がイヤなので冬は嫌い。沖縄は冬でも上着1枚だけで過ごせそうだからいいわ〜。

―友保さんが吸っているたばこは「うるま」と聞きました。沖縄の昔ながらのたばこですけど、理由はありますか?

小林:こっちでは自販機に売ってたな!

友保:ずっと吸っています。その前は「ハイライト」を吸っていましたが、たばこが値上がりして買えなくなったんですよ。値段が少し安い「わかば」を吸わなきゃってなったんですけど、実は昔から「ええ大人が、農民のたばこみたいなの吸うなよ〜」ってみんなに言っていたんですよ。いざ自分がとなっても、さすがに「わかば」は吸われへんなって思って。めっちゃ探して「うるま」を吸うようになりました。こだわっている感のあるたばこでいいと思ったし、逃げ切ろうって気持ちでしたよ(笑)。大阪ではたま〜に見つけた時に買っています。吸っている内においしくなって、今はもう「うるま」やないとアカン(笑)!

小林:沖縄の人はあまり吸っていないみたいですね。若者かおばあちゃん!?

友保:ほんまに「わかば」みたいな感じかも(笑)。これからも僕はおいしい「うるま」を吸い続けます。沖縄と縁ができたらうれしいし、どんどん結び付けてほしいです。沖縄にお願いしたいのが、ちょっと遠いので、もうちょい寄ってこい!

小林:沖縄が汚れたら困るから、こっちから寄らんと。

友保:そうか。あと大阪からワンコインくらいで行けるように、安くしてほしい! そしたら僕、週末絶対いますよ(笑)。もっと泳ぎたいねん。

小林:たばこの「うるま」の箱にタツノオトシゴの絵が描かれていますけど、海の中におるってことですか?

―いえ、シンボル的なイラストで、海に入っても簡単に出合えないと思います。

友保:沖縄っぽいイメージだよな。泳いでて「わ! またオトシゴじゃ〜ん」って見つけたいけど無理そうですね(笑)。あ、ハブ酒も飲んでみたいな。

小林:子どものころ来た時、ハブとマングース対決を見たの思い出した。おもろかったのに、今は禁止されているんですね。

友保:沖縄でやりたい事、まだまだある。ジュゴンも触ってないし。

小林:ジュゴンって触れるの? 触らしてくれるの、あいつ(笑)?

友保:沖縄には3年かけてやっと来られたんです。沖縄行きたいって言い続けてようやくかないましたから、「よしもとの金で沖縄で遊びたい」って夢が(笑)。

小林:8月に開催した「漫才ブームツアー」というライブは、沖縄花月が満席になり、ありがたかったです。

友保:沖縄の人めちゃめちゃいいお客さん! ちょっとトロイのかなと思っていたら(笑)、えらい笑ってくれはって、ええ感じでしたわ〜。たまに地方行って全然笑わんで終わるっての、あるんです。


トレードマークのロン毛を思う存分振り乱す友保さん(右)

―いまのお二人は「沖縄は何もかもいい」と思ってくださっているので、うれしいです(笑)!

友保:ポジティブなことしかない(笑)。沖縄は陰気くさくないからいいわ〜。大阪なんか来んでいいので、みなさん、家の近くの海で泳いでほしい。沖縄の人、みんな笑ってていいな〜。

小林:これから帰るまでに、国際通り行かなあかん。

友保:出番終えたら猛ダッシュで行って、ミリタリーグッズが買いたいな。ワンチャンあればオスプレイに乗りたかったです。基地のドアがもし開いていたら、スッと入って乗ったろかという気持ちはありました。

小林:基地の祭りの時に来るのもいいかもしれないですね。その時期1カ月は沖縄に住みます! 賞レースの予選や決勝、沖縄花月でやってもらいたいと希望します!

友保:それいいな。「M−1グランプリ」は宜野湾のビーチに特設ステージ作って敗者復活戦をやる。終わったらすぐ飛び込めるので、みんなに泳いでもらおう(笑)。

小林:12月の開催じゃなくていいな。

友保:8月やな! 予選から沖縄でやったらええわ。金属バットの活動、全部沖縄でやりましょう。



「ハイサイ気分」
ようこそ沖縄へ! 本土から来沖する有名人を歓迎する、連載インタビュー。近況や楽しいエピソード、沖縄への思いなどを語っていただきます。




【金属バット プロフィール】



☆小林圭輔(こばやし・けいすけ)/左
性別:男性
生年月日:1986年3月6日
身長/体重:182cm/70kg
血液型:A型
出身地:大阪府堺市
趣味:ネットサーフィン
特技:パソコン関係
出身:NSC大阪校 29期
Twitter: @kinzokubatKB

☆友保隼平(ともやす・しゅんぺい)/右
性別:男性
生年月日:1985年8月11日
身長/体重:174cm/52kg
血液型:AB型
出身地:大阪府堺市
趣味:バイクの運転
特技:メダルゲームのホッパー詰まり修理
出身:NSC大阪校 29期
Twitter: @kinzokutomoyasu





◆インフォメーション◆

【よしもと沖縄花月】

「金属バット」ほか東京や大阪で活躍する芸人、そして沖縄所属の芸人も舞台に立つ『よしもと沖縄花月』は365日毎日営業中! お友達とご家族と、気軽にお越しください。
中学生以下のお客様は無料でご覧いただけます。(※一部対象外公演あり。当日券のみ)
那覇市前島3-25-5 とまりんアネックスビル2階(マップはこちら
電話:098-943-6244
公式サイト==> http://www.yoshimoto.co.jp/okinawakagetsu/pc/




饒波貴子(のは・たかこ)
那覇市出身・在住のフリーライター。学校卒業後OL生活を続けていたが2005年、子どものころから親しんでいた中華芸能関連の記事執筆の依頼を機に、ライターに転身。週刊レキオ編集室勤務などを経て、現在はエンタメ専門ライターを目指し修行中。ライブで見るお笑い・演劇・音楽の楽しさを、多くの人に紹介したい。




前の記事アラフィフ世代が歌って、はじけて...
次の記事ゆず香るさっぱりつけ麺 Nood...