最近イライラしなくなったワケ 100cmの視界から―あまはいくまはい―(61)

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いつも時間に追われ、イライラしていた夕方から寝るまでの時間が、最近は穏やかで平和なのです。

「なんでだろう」と思っていたら、娘が4歳になったからだ!と気付きました。英語でも「Terrible twos、Fabulous fours(最低な2歳、最高の4歳)」と言われるように、4歳までを乗り切るのが私の目標でした。2歳違いの兄妹の子育ては本当に大変でしたが、この数カ月は2人ともそんなに騒がず、一緒に楽しく遊んでいるのです。ここまで育ってくれてありがとう!

娘は天真らんまんで何事にも全力投球。細かいことは気にせず「まぁいっか」が口癖。笑いのツボを押さえていて甘えるのも上手。

ただ、12月1日から始めたおもちゃのアドベントカレンダーを1日で全部開けてしまい、準備をした私はがっかり。でもそのおもちゃを友だちに分けてあげていたので、彼女らしい楽しみ方だったのでしょう。

息子は真面目で計画的、何をやるにも丁寧です。幼稚園に持っていくお弁当も彩りよく詰めて、妹の分も用意してくれます。本を読むこと、ものづくりや習字が大好き。地図を読むのも得意だし、友だちの顔と名前も1回で覚え、記憶力にたけていて頼もしいです。ママのことが大好きですが、最近は人前で甘えるのは恥ずかしいようで、幼稚園で私に会っても軽く手を振るだけ。でも夜は「ママ、一緒に寝よう!」とべったりです。娘は一人で寝ているのですが。


子どもたち、いつまで車椅子に乗れるかな?

同じ環境で育っているはずなのに真逆な2人。いい意味で親の無力さを実感し、どんなに頑張っても子どもは親の思い通りにはならないと思ってしまいます。また「人は違うのが当たり前」と納得させられ、私だってできないことがあるのが普通だよね、と思えてきます。

ただ、どんなに子どものいいところを知っていても、成長するにつれてルールは守ってほしいと常識を押し付けてしまったり「これくらいはできてほしい」と優劣を付けてしまったりしそうになります。

子どものありのままを受け入れ、サポートするって難しい。さらに私も疲れていると、ちょっとのことで怒ってしまうことも。

そんなわが家の恒例は月1回のおでんパーティー。大きな鍋にたくさんのゆで卵と練り物、たこ、ウインナー、大根、じゃがいもを入れます。子どものリクエストに応えて、ゆで卵なんて20個入れたことも! この日は特別に、好きなだけ何杯でもおかわりできるぜいたくな夕飯です。

どんな家族にもそれなりの楽しみやつらさがあるのでしょう。悩みながらも自分なりのカタチを大事にしたいですね。



(次回は12月24日に掲載します)


伊是名夏子

いぜな・なつこ 1982年那覇市生まれ。コラムニスト。骨形成不全症のため車いすで生活しながら2人の子育てに奮闘中。現在は神奈川県在住。

 

(2019年12月10日 琉球新報掲載)

 



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