故郷への思い 熱く響く サキシマミーティング 歌声、音色 自然と調和


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熱いステージを繰り広げるザ・サキシマミーティングの下地イサム(左)と新良幸人(右)=7月23日夜、南城市玉城のガンガラーの谷

南城でライブ、配信も

ライブ「Breezing Hall Project Vol.1―THE SAKISHIMA meeting」(主催・沖縄テレビ放送、後援・沖縄観光コンベンションビューロー)が7月23日、南城市のガンガラーの谷で開かれた。ザ・サキシマミーティングの下地イサムと新良幸人が全12曲を演奏し、観客を終始魅了した。ライブの模様は有料配信された。

会場に下地と新良が登場すると、盛大な拍手に包まれた。新良の三線と下地のギターが重厚なサウンドを響かせ、「ザ・サキシマユニゾン」「ユーニンガイ」を続けて披露した。

石垣島出身の新良と宮古島出身の下地が故郷への思いをそれぞれ込めた曲「SAKISHIMAのテーマ」では、2人の熱く歌う姿が観客の感動を呼んだ。

「スクは今夜も虹を見る」は歌声が入らず、メロディーだけの曲。音色とガンガラーの谷に広がる緑豊かな自然とが調和し、会場は幻想的な雰囲気に包まれた。「旗波」では下地の勇ましい掛け声と新良がかき鳴らす三線の音色で会場の盛り上がりは最高潮に達した。

そのほか「TOME DOME」「カーチパイ」も披露された。

拍手によるアンコールが起きると、2人は再登場し2曲を披露した。新良は「いつでも僕らはここで待ってるし、待っている方々を忘れない」と語り掛け、ライブを締めくくった。

オープニングは、浦添市出身の4人組バンドHoRookies(ホルキーズ)が、爽快感あふれるサウンドと4人の心地よい歌声で会場を盛り上げた。

8月23日に同会場で開催予定だった「Breezing Hall Project Vol.2―夏川りみ」は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い延期となった。開催日時は未定。問い合わせは沖縄テレビ放送事業部(電話)098(869)4415。  (青山香歩)