「コロナ禍の就職活動のリアル」 ロックダウン世代になった就活生のリアル(5)

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琉球新報Style初となる、学生ライターによる連載が始まります。その名も「ロックダウン世代になった就活生のリアル」。
新型コロナウイルスの感染拡大によって、インターンや採用試験もオンラインへ移行するなど、就職活動も今までと大きく様変わりしています。そんな新しい日々を手探りで進む学生の皆さんのリアルな感情や、葛藤などを体験記として記していきます。




明けましておめでとうございます学生ライターの天久泰成です。
前回までは主に私の就活状況を振り返ってみましたが、次に「コロナ禍での自分の就活状況」について、お話していこうと思います。

ロックダウン世代になった就活生のリアル(1)
https://ryukyushimpo.jp/style/article/entry-1219565.html


私は当初県外での就活、さらに出版業界という採用枠が少ない業界を目指しており、周囲とはかなり違った就活の動き(例えば、県内企業の合同説明会に参加しなかったなど)をしていたこともあって、一人で動くことがほとんどでした。なので、他の就活生がどんな動きをしていたのか、把握できていませんでした。

しかし、私は就活中も部活動を続けていたこともあり、理系や違う業界を目指している周囲の同級生が次々と内定をもらっていく状況は知ることができていました。そんな中で内定をもらえていない自分と彼らを比べて、精神的にダメージを受けることは何度かありました…(笑)

また、新型コロナウイルスの影響を受けて、合同企業説明会などのイベントが相次いで無くなった時は、「これからどうなるんだろう」と不安な気持ちになりました。合説はたくさんの企業や人事の方とお話をして、情報を得ることができるという大きなメリットがあるからです。また、それと同じぐらい「同じ企業を受けている人は、どんな人がいるのか」を知ることができるチャンスでもあります。

特に沖縄の企業の合説に参加した時は、地元なだけあって、見たことのある顔がいたり、知り合いがいたりするということもありました。そこで知り合った人との交流の中で情報交換をし、どのような準備をしているのかを聞くことによって、たくさんの刺激を得ることができます。ですが、新型コロナウイルスの影響でそういう機会がなくなってしまったことは、周りの就活生がどのような状況にいるのか、例年以上に就活生にとって把握しづらい状況だったと言えます。


コロナ禍で就職活動はどう変わったのか



コロナ禍になり、就職活動は今までとは形を大きく変えました。その中でも特に大きな変化の一つとして「オンライン就活」が挙げられると思います。私は県外就活をしており、昨年の3月以降は県外に行けない状況になってしまったため、飛行機代や宿泊費が浮きながらも、オンライン面接で沖縄にいながらにして、県外企業の採用試験に参加することができました。これはチャンスが広がってコロナ禍の就活ならではのメリットだと感じる点でした。



しかし、直接会社に訪問することができる機会を失ったことは、かなりのデメリットだと思っています。いくらインターネットで、その企業のホームページや就活サイトから情報を得ることができたとしても、それは誰でも得られる情報であって、そこは押さえておいて当たり前なのです。本来であれば、志望先の企業が開催している説明会や、就活イベントに出向き、企業の方と直接話をして「この会社では自分のこの強みが活かせそうだな」「この企業で働く人の雰囲気が良いな」など、リアルな場で感じたことを判断材料にしていく方が、納得がいく就活ができるのではないかと考えます。

なので、新型コロナウイルスが与える就職活動への影響は総合的に見て、やはりマイナス面が大きいと考えます。しかし、昨年のオンライン就活で得ることができたメリットを活かして、今年の就活(特に県外就活)はより一層、リアルタイムで行われるイベントと同時にオンライン就活の機会も増えてくると思うので、その意味では、就職活動の幅も広がるのかなと思っています。


都市部と地方の就活情報格差がなくなる!


就活にオンライン要素が入ってくることに関連して、就活における情報の格差を無くすことができると考えます。個人的には、就活情報の格差はコロナ前から存在していたものだと思っており、私自身が目指した出版業界を例に出すと、情報・コンテンツ産業の企業の多くは東京に集まっています。なので、出版志望の就活生が集まるイベントは、ほとんど東京で行われていましたが、コロナ禍になりオンラインのイベントも増えており、地方にいる学生でもアンテナを張って情報を集めれば、そういったイベントに参加することが可能となりました。このことに限らず、就活はどれだけ自分で動けるか、自分でどれだけ情報を集めて、準備できるかが鍵になってくると思います。

ここまでいろいろと言ってきましたが、どうでしょうか。何か響く言葉、印象に残った言葉があると幸いです。こうやって偉そうに語ってはいますが、私自身もまだ就活生です(笑)。ここで書いたことを誰よりも心に留めながら、これからの就活も行っていくつもりです。それぞれが思い描くビジョンが実現できるよう、みんなでコロナ禍の就活を乗り越えていきましょう。ではまた!!

プロフィール 
天久泰成。
琉球大学法文学部(現人文社会学部)4年。小中高大学まで野球を続けた野球小僧。かっこいい言葉、面白い言葉など「言葉」が響きやすい人間。誰かのきっかけになる「言葉」を発信できる大人になれるよう日々模索中。ローソンのメロンパンが好き。



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