1人で通勤しながら思い出すあの日々 ☆えくぼママの沖縄子育て☆


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すこし前の話だが、娘が保育園を卒園した。
今回のコラムは卒園の翌日に私がつづった思い。
センチメンタルな気持ちになった朝の話。

朝1人で家を出た。

下の子が6カ月の頃から通った保育園。
2年前、上の子が卒園し昨日、下の娘も卒園した。

毎朝7時に家を出る。

足元のおぼつかない息子とまだ寝返りすらできない娘。
月曜日の朝は大きな布団袋を抱えて保育園に向かう。
時には2人を抱っこして…

道行くおじいちゃんに「大変だね」と声をかけられる。
「引き止めないでくれ。落ちる。遅刻する」
と心の中でつぶやきながら愛想笑いでやり過ごす。

そんな日々も、もう終わり。

子どもと夫に見送られ家を出る。
「寂しいよ〜もう一緒に行けないよ〜」
そんな泣き言を言った私に
「大きくなってごめんね」と言った娘。

「大きくなってほしいんだよ〜。一緒にお酒飲みたいんだよ〜」という私に
「でも僕たちが大きくなったら、ママおばちゃんになるから嫌だ」と悲しむ息子。

「ママもうおばちゃんだよ。でもおばちゃんにならないように何すればいいかな?筋トレするわ」
そんな会話を繰り広げた卒園翌日の朝。

あれから数カ月だったけれど、筋トレは続きませんでした。
今でも時々1人で通勤しながら、泣きじゃくる子どもを保育園に連れて行ったことを思い出す。

“しんどかったけど、可愛かったなぁ〜”
なんて思いながら。

大変な日々も、いつか思い出になるんですね。
そんな私も今は小学生の子どもたちに、また新鮮ないらだちを覚えつつ、毎日戦っています。

きっとこれもまた思い出に。

世の中の親御さま、子育てお疲れさまです。

(えくぼママライター haremama

 

☆ プロフィル ☆

haremama
関西出身の2児の母で、働くママ。
整理収納アドバイザー1級を取得。
関西人の夫と、沖縄生まれ沖縄育ちの息子と娘との4人暮らし。
楽しく晴れやかに過ごせる為の方法を毎日大真面目に考えています。
 

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