孤独な育児から救ってくれた「たいようのえくぼ」☆えくぼママの沖縄子育て


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

2021年10月31日。

「たいようのえくぼ × 沖縄電力 プレビューハロウィンフェスタ in カエルぴあ なはプレビューが開催された。

コロナ禍で昨年は開催を断念したこのイベント。
2年ぶりに開催できて、子どもたちのかわいい姿や笑顔を見られて本当にうれしかった。

スタッフとして参加したのはこれで5回目の私。

私が「たいようのえくぼ」に入ったきっかけは、親になったことに対する焦燥感からだった。

県外出身の私は周りに親族や友人もおらず、初めての子育てに不安がいっぱいだった。
インターネットの子育て情報を見ては、他の人との違いに落ち込んだりした。
そして、なぜだか自分の人生は終わって、これからはこの子の母親としての人生が始まると思い込んでいた。

そんななか、子育て支援センターでみつけたフリーペーパー『たいようのえくぼ』。そこに書いてあった「えくぼママ募集」の記事をみて、恐る恐る応募したのが始まりだ。

えくぼのボランティアスタッフ、通称「えくぼママ」は沖縄で子育てをしているママたち、さまざまな年代の子どもがいて、いろんな仕事や、才能をもったママたちが集結している。

ドキドキしながら参加した紙面ミーティングでは、それぞれの子育ての悩みや解決方法が飛び交っていて、ミーティングというよりは、ためになるゆんたくだった。
これまで悶々としていた子育てのヒントをたくさん得て、個性あふれるメンバーからたくさんの刺激をもらって帰っていったことを今でも覚えている。

えくぼママと会い、影響されることで、自分の人生は終わったのではなく、これからどんな方向へも進めるんだとも感じた。

育休を終えフルタイムで日々仕事に追われる私は、なかなか「たいようのえくぼ」の活動に参加できなくなったが、ハロウィンフェスタのスタッフとしての参加は毎年のわが家の一大イベントだ。

イベントでは毎年、沖縄写真デザイン工芸学校の学生さんたちが記念写真を撮ってくれる。

先日のイベントを終え過去の写真を見返すと、子どもたちの成長を感じ胸が熱くなった。
 

あれから約9年。

2人の子どもは小学3年生と1年生になった。
イベントで、ぐずる子どもを抱っこしながら司会をした事などを懐かしく思い出した。

ここ数年は子どもたちもお手伝いができるようになり、受付でパンフレットを配ったり、後片付けをしたりしてくれる。
 

他メンバーの子どもたちの中には、お手伝いの域を超え立派に戦力として活躍している子どもたちも。
子どもにとって親が仕事をする背中を身近で見られる場所で、仕事の疑似体験ができる素敵なイベントだとしみじみと感じた。

今回のイベントの翌日、小学1年生の娘が書いた作文を見てその思いは強くなった。
 

イベントの後片付けを楽しそうにやっていた息子と娘。
帰る道すがら「すごい働いたよね」「こんなにやってた子どもいるかな」なんて嬉しそうに話していた。
ボランティアスタッフとして自分にできることがある喜びを感じてくれていたのだと思うと、やっていてよかったなと嬉しくなった。

「たいようのえくぼ」のメンバーはイベントやミーティング、時には営業も子どもを連れて参加しているママたちがたくさん。
時にはパパも参加して家族総出でお手伝いすることも。

そんな姿をみている子どもたちの未来にもきっと素敵な影響を与えてくれると信じています。

~子育ては決して独りではできません。
子育てが今より、もっと楽しくなる沖縄発の情報誌があったらいいな。
そんな声から生まれたのが「たいようのえくぼ」です。
私たちは単に情報発信だけでなく、子どもたちが健やかで豊かに育つことのできる社会を、家庭・地域・企業のみんなで創ることを目指して活動しています。~

えくぼママボランティアスタッフや、紙面サポーターも募集しています。

ぜひ「たいようのえくぼ」ホームページも見てみてくださいね。

(えくぼママライター haremama

 

☆ プロフィル ☆

haremama
関西出身の2児の母で、働くママ。
整理収納アドバイザー1級を取得。
関西人の夫と、沖縄生まれ沖縄育ちの息子と娘との4人暮らし。
楽しく晴れやかに過ごせる為の方法を毎日大真面目に考えています。
 

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