ネットでお金を稼げるって本当?その方法をご紹介 モバプリの知っ得![3]
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ネットでお金を稼ぐ。
この言葉を聞いて、皆さんはどんなイメージが湧きますか?
「簡単そう」「うさん臭い」「覚えることが多そう」など様々だと思います。
今回はネットを使ってお金を稼ぐ方法と、その結果ネットで何が起きているのかを紹介したいと思います。
特に意識したい「広告収入」
インターネットが発達し、多くの人に普及した現代において、ネットで稼ぐ方法は沢山あります。
ざっくり分けると以下の4つに分かれます。
【ネットで稼ぐ方法】※あくまで一例です
物を売る
オークションサイトにて物品を販売
ハンドメイドサイトにて手作りグッズを販売
技術を売る
クラウドソーシングサイトからの依頼で文章を書く
イラストを描いて販売
知識を売る
有料メルマガを発行する
有料サロンを開設する
広告収入
サイト内に広告を貼り、対価をもらう
この「稼ぐ方法」はそれぞれに特徴がありますが、一番ホットなジャンルは「広告収入」です。
広告収入とは自分のブログやサイトに広告を貼り、その広告の成果によって収入が得られるスタイルです。
広告収入の種類
サイトのアクセス数に応じて収入
広告クリック数に応じて収入
広告をクリック後、販売・契約できれば収入
インターネット・スマートフォンの世界では、様々なコンテンツが無料になっています。
しかし、この琉球新報styleを見てもわかるように、多くのWebサイトで広告が貼られています。広告がクリックされると、琉球新報Styleなどサイトを運営している会社にお金が入る仕組みになっているので、読者はコンテンツを無料で読むことができるのです。
みなさんが 無料でコンテンツを楽しめる原資は広告収入だということを知っているだけでも、ネットの世界の見え方が変わるかもしれません。
誰でも参入できる分、簡単には稼げない
この広告収入の仕組みは企業だけでなく、個人でも登録することができます。
「Googleアドセンス」に申請を出し、簡単な審査に通るとはれて広告収入を得られるチャンスが訪れます。
自分のブログやYouTube動画に広告を貼り、クリック回数や再生回数が増えるとそれが収入となります。
が、世の中甘くはありません。
ブログもYouTubeも、誰でも無料で始めることができるためライバルが非常に多く、すぐにお金が稼げるほどの反響は得られません。
知名度が高い人、この人にしか書けない・喋れないような特ダネを持っている場合はネット上で目立つことができ、お金を稼ぐことはできるかもしれません。
しかし、「普通の人」が「普通のこと」を発信しても、目立つことはできません。
そのため、簡単には稼ぐことができないのが今のネットの世界です。
そもそも、「誰でもやれる」「参入障壁が低い」仕事はほとんど儲かりません(本当に儲かるなら、企業が効率よくやっているはずです)
「ネットで誰でも簡単に儲かる」という甘い言葉で誘われた場合はまず疑い、色々と調べることで自分の身を守ることができるでしょう。
ポイントサイトと情報商材
他に、ネットでよくあるうまい話に、「ポイントサイト」と「情報商材」があります。

ポイントサイトとは、あるサイトに登録し、広告を見るとポイントがたまり、一定数ためると現金に交換できるという仕組みのサイトです。
一部、ちゃんとした会社が正当な形で 運営するポイントサイトもありますが、最近では高額な現金還元をPRする悪質なポイントサイトが増えており、徐々に問題となってきています。
参考記事
「人として終わってる」――“情報弱者”を狙う「悪質ポイントサイト」ビジネス 手口や集客方法を関係者に聞いた (ねとらぼ)
悪質なポイントサイトは、有名企業の名前を勝手に使いってありもしないキャンペーンをでっち上げ、他の有料サイトへの登録をうながし、お金を 搾り取ります。
ポイントサイトの評判をネットで調べると、自作自演で自分たちのサイトを 褒めているような書き込みも目立ちます。
ポイントサイトに関しては、新聞社や大手Webメディアなどの「信頼筋」の情報がほとんどないため、真意の見極めが非常に難しくなっています。ポイントサイトには簡単に手を出さない方がいいでしょう。
また、情報商材では「稼ぐ方法教えます。詳しくは無料のメルマガで」と軽い気持ちで登録させ、無料のセミナーに誘い、最後は高額の資料を売りつける悪質なタイプが増えています。
メルマガなどで登録者を信用させて、セミナーで対面した時に「成功するには悩んではいけない」「成功するにはリスクを恐れちゃいけない」「資料を高額で買っても、すぐに回収できる」とどんどん言葉を重ねていき、最後はお金をむしり取ります。
昨年、福岡で企業セミナーを行なっていた男性ら5人が逮捕されています。
このグループは、全国300名から約2億1600万円を集めていたそうです。
参考記事
起業セミナー装い2億円集金 被害者が明かす悪質手口 ― (日刊ゲンダイDIGITAL)
情報商材に関する苦情は2009年ごろから増加し、年々手口が巧妙化しているとのことです。
参考記事
儲かるわけがない!?インターネット上の宣伝書込(せんでんかきこみ)内職-きっかけは「儲かる方法を伝授する」情報商材- (国民生活センター)
ポイントサイトと同じく、情報商材の情報も真意を見極めるのが難しいので、手を出すのはあまりオススメしません。
ネットで稼ぐことは可能!ただし、簡単ではない
と、いうことで結論としては「ネットで稼ぐことは可能。ただし、簡単ではない」ということです。
冷静に考えればわかるのですが…「誰でも」「簡単に」「楽して」稼げる方法があるのならば、世の中の貧困の問題は解決しますし、大手メディアも推奨するはずです。
うまい話であればあるほど警戒をし、信頼できるメディアなどの情報を元に判断してみてください。

琉球新報が毎週日曜日に発行している小中学生新聞「りゅうPON!」4月30日付けでも同じテーマを子ども向けに書いています。
親子でりゅうPON!と琉球新報style、2つ合わせて、ネット・スマホとの付き合い方を考えるきっかけになればうれしいです。

【プロフィル】
モバイルプリンス / 島袋コウ 沖縄を中心に、ライター・講師・ラジオパーソナリティーとして活動中。特定メーカーにとらわれることなく、スマートフォンやデジタルガジェットを愛用する。親しみやすいキャラクターと分かりやすい説明で、幅広い世代へと情報を伝える。