ステージをくまなく動き回り、帽子やリングをリズミカルに投げてはキャッチする。アルゼンチン出身のブライアン・ドレスナーさん(30)のジャグリングショーは、息つく間もなく華麗な技が繰り出される。
ラテン音楽が流れる中、ボウリングのピンのような「クラブ」7本をリズミカルに投げる。クラブを額で受けたり、足で蹴り上げたり-。帽子のジャグリングでは、客席に向かって飛んでいった帽子が、カーブを描いてドレスナーさんの手元に戻っていく。5個の帽子を脱いでは投げ、捕っては投げる。
9代続くサーカス一家で生まれ育ち、芸歴は20年以上。幼い頃からステージに立ち、いかに観客を楽しませるかを常に意識する。演技中は「ちょっと待って」、「もう1回」などと日本語も披露。客席に近づいて拍手を促し、会場の一体感を高める。「来てくれた人には、ショーの間は日常の悩みを忘れて、ハッピーになってほしい」。笑顔の奥に高いプロ意識がにじむ。
木下大サーカス沖縄公演
琉球新報社は、新本社ビル落成記念プレ事業として15日から来年2月26日まで、豊見城市の豊崎タウン特設会場で「木下大サーカス沖縄公演」を開く。夢あふれるステージの見どころを紹介する。
公演情報はこちら → 迫力満点! スーパーミラクルイリュージョン★木下大サーカス沖縄公演
Information
●2017年12月15日(金)~2018年2月26日(月)
豊見城市豊崎タウン特設会場
●休演
毎週木曜日、12月31日、1月10日、2月14日
※ただし1月4日(木)は開演
●前売り券
一般自由席
おとな2,600円 こども(3歳以上中学生まで)1,600円
●問い合わせ
琉球新報社 営業局098(865)5200
(平日午前10時~午後5時)
(2017年12月7日 琉球新報掲載)