郷土に尽力、5氏たたえる 琉球新報賞贈呈式


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琉球新報賞を受ける(左から)稲嶺盛吉氏、平良進氏(平良とみ氏の代理)、金城眞吉氏、比嘉榮仁氏、吉元政矩氏=25日午後7時40分ごろ、那覇市のパシフィックホテル沖縄「万座の間」

 第51回(2015年度)琉球新報賞の贈呈式・祝賀会(主催・琉球新報社)が25日夜、那覇市のパシフィックホテル沖縄で開かれた。沖縄振興、経済・産業、社会・教育、文化・芸術の各分野の発展に尽力し、多大な功績を残した5氏に賞状と記念品が贈られた。会場には約350人が集まり、受賞を祝った。

 沖縄振興功労に元副知事の吉元政矩氏(78)、経済・産業功労に元琉球海運会長の比嘉榮仁氏(76)、社会・教育功労にアマチュアボクシング指導者の金城眞吉氏(70)、文化・芸術功労に沖縄芝居女優の平良とみ氏(86)と現代の名工=琉球ガラス=の稲嶺盛吉氏(75)が選ばれた。
 贈呈式で富田詢一琉球新報社社長は「時には苦難の道を歩み、大変な苦労があったと思う。功績に心から敬意を表する。ますますの活躍と後進の指導をお願いする」とあいさつした。
 安慶田光男副知事が翁長雄志知事の祝辞を代読。「情熱を持って郷土の発展に貢献した功績は特筆に値する。県政発展のためにも今後の活躍を祈る」と述べた。