「雑草うメェー」ヤギのさくらとゆき、除草に活躍 沖縄市上下水道局が飼育


この記事を書いた人 Avatar photo 瀬底 正志郎
敷地の草をきれいに食べてくれてるヤギのさくらとゆきに声掛けをする沖縄市上下水道局の新里智昭上下水道部長=15日、沖縄市上下水道局庁舎

 【沖縄】沖縄市上下水道局が飼育しているヤギ2匹が、庁舎敷地の雑草をもりもり食べ、美化に一役買っている。市内を流れる比謝川そばの庁舎では、敷地の草刈りに年間11万円ほどかかっていたが、ヤギたちが草を食べてくれるため、このための費用も必要がなくなった。家族連れや近隣の子どもたちがヤギを見に来ることもあり、触れ合いと癒やしを与えている。

 日々“草刈り”に励んでいるのはおよそ1歳半の「さくら」と「ゆき」。今年1月から飼育を始めた。那覇市が銘苅庁舎そばの草刈り対策としてヤギを飼育した事例などを参考に、仲本兼章局長ら管理職が資金を出し合って導入した。

 出退勤時や休日に仲本局長や新里智昭上下水道部長が、ふんの片付けなどの世話をしているが、ヤギに愛着を抱いた職員の手助けもあり、2匹はみんなにかわいがられている。

 新里部長は「川向かいの病院からもヤギが好む食べ物の情報提供があるなど、みんなヤギを気に掛けているようでうれしい。草刈りをせずにすみ、きれいで安全な敷地を維持できるのでとても助かっている」と話した。