高卒新規求人、受け付け開始 沖縄県内ハローワーク


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求人票を提出して求める人材について説明する企業担当者ら=1日、ハローワーク那覇

 2023年3月卒業予定の高校生を対象にした新規求人の受け付けが1日、県内各地のハローワークで始まった。ハローワーク那覇では小売りや製造、金融など県内企業7社が訪れ、合計124人分の求人票を提出した。

 ハローワーク那覇によると、新規高卒者に関する22年3月末の内定率は97・8%で前年より0・6ポイント回復した。一方、新型コロナウイルス禍の影響で新規求人数は前年同期比6・8%減の2668人と厳しい情勢にある。

 航空機整備を手がけるMRO Japan(那覇市)の石橋雄一郎総務部採用担当部長は「(経済活動が動き出し)航空関連需要が高まると思われる。工業系にこだわらず女性も含め幅広く人材を募りたい」と意欲を語った。

 沖縄海邦銀行の宮城和由氏は「コロナ下では、予測できないことも多い。臨機応変に対応できる柔軟性ある人材が求められる」と指摘。「ミスマッチがないよう、学校や生徒に情報をしっかり発信したい」と話した。(小波津智也)